
西鉄グループ従業員の皆さまへ
西鉄グループ代表 倉富 純男
2020年度は、「まち夢ビジョン2025」のセカンドステップである第15次中期経営計画の2年目であるとともに、「まち夢ビジョン2025」のちょうど折り返しにあたる年であり、大型プロジェクトが本格的に動き出す、大事な1年です。しかし、感染が拡大しております、新型コロナウイルスは、全世界に甚大な影響を及ぼしており、不要不急の外出の自粛、移動の制限、企業活動や文化・スポーツイベントなどの縮小・中止・延期が続いています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて
私ども西鉄グループの各事業においても、お客さまの減少、事業の縮小により、未曽有の大幅な減収が発生しているところです。このコロナショックは、現状、まったく収束の見通しが立たず、長期戦の様相すら出てきており、西鉄グループは、今まさに、歴史的苦境のど真ん中にあると言えます。
このような状況の中、私たちは、地域の皆さまの生活を支える事業を営んでいるわけですから、まずは、お客さま、そして従業員の感染防止策を徹底して行い、「安全・安心」を確保したうえで、鉄道・バスといった市民の足を確保していくことが必要であり、これは、会社としての使命です。また、スーパーマーケット等の生活必需品を提供する事業も、その社会的使命を果たすべく、全力で、継続を最優先に、取り組まなければなりません。
そのうえで、大型プロジェクト等、15次中計の施策を推進するためには、さまざまな対策を講じ、利益を確保していくことが、なにより重要なことです。全グループをあげて、投資・費用を徹底的に切り詰め、あらゆる収益減対策を講じ、黒字を確保していく必要があるのです。
このような流れの中、2020年度予算の執行制限を発令しましたことは、ご承知のとおりです。緊急の安全に係る投資以外の凍結、修繕・費用等の徹底的縮減など、躊躇のない対策の実施をお願いします。そのうえで、15次中計の各具体策については、足元の収支・財務状況を注視して、実施時期の妥当性を十分に検証してください。
苦難にときこそ前向きに明るき取り組む
当面は、このような方針のもと、難しい事業運営が続くことかと思いますが、苦難のときこそ、前向きに明るく取り組むことが大事です。
「平時良し。困難更に良し。」です。
明日を憂うより、今日を全力で働き、一刻も早い、V字回復を果たして参りましょう。
2020年度の始まりは、大変な苦境で迎えましたが、年度の終わりは、明るい話題いっぱいで迎えられるよう、ともにがんばってまいりましょう。
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