

11月10日、社長定例会見にて西鉄グループの長期ビジョンの対外公表を行いました。
濃やかに、共に、創り支える〜Grow in harmony with you〜
今回公表された長期ビジョンは、2035年の未来社会の姿を洞察したうえで、私たち西鉄グループが提供してゆく価値は何なのか、私たちの目指す姿は何なのかを示した、いわば今後10年の私たち西鉄グループ従業員にとっての道標ともなるものです。
※詳細内容はこちらのリリースよりご確認下さい↓↓
https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20221110/main/0/link/22_071.pdf
社長メッセージ(11/14経営戦略会議にて・一部抜粋)
新たな長期ビジョンを今月10日に「まち夢ビジョン2035」として社内外に公表しました。
当社を取り巻く外部環境は、従前から、国内の人口減少・少子高齢化の進行を背景に、需要縮小と労働力不足が顕在化する一方、アジア等の新興国経済は、人口ボーナスを背景に成長が続くといった大きな流れがあり、この基調は今後も継続していく見込みです。
これに加え、コロナ禍を経て、デジタル化や新たなテクノロジーの社会実装、カーボンニュートラルを目指すグリーントランスフォーメーションの動きが加速しており、その他のSDGsの指標についても、その達成・課題解決に向けた取り組みも加速していくことが見込まれます。
さらに、ロシアのウクライナ軍事侵攻や米中関係をはじめ、顕在化する地政学リスクに対応した 各国のエネルギー政策や経済安全保障の動き等が加わり、まさに混沌とした、社会の大転換期を感じさせるものになってきています。
ある意味、これまでの延長線上で物事が語れない、大変予測困難な時代と言えるかと思います。
今回、「まち夢ビジョン2035」では、2035〜2050年の未来社会の姿を見定め、その未来において「当社が存続し成長し続けるためにあるべき姿」を描き、そこに向けて、いかに到達していくかという事業戦略、そして、その事業戦略を遂行していくための人財・組織、財務・資本の戦略について、その基本となる考え方を示すことができたと思っております。
本ビジョンでは、まず、社内横断の中堅若手チームが未来洞察の手法を用いて描いた未来社会において、西鉄グループの存在意義である企業理念を実践し、「あんしん」「かいてき」「ときめき」を提供し、地域と共に歩み、ともに発展することで、「居心地よい幸福感あふれる社会」の実現を目指すとしています。
そして、そのために、各ステークホルダーに対し、どのような価値提供を目指すのかを明らかにしています。
具体的には、お客さまや地域・社会に提供する価値として、「サステナブルでウェルビーイングな「まち・地域」」、それと「サステナブルでお客さまに寄り添う「B to B物流」」という2つの価値を提示し、従業員や取引先に提供する価値として、「共創し共に成長できる関係構築(健全で対等なパートナーシップ)」を、株主・投資家に提供する価値として、「高い資本効率と安定した利益の還元」をそれぞれ提示しています。
そして、これらの価値提供の基本スタンスとして「濃やかに、共に、創り支える〜Grow in harmony with you〜」と題し、地域や人々が抱える課題を自分事として受け止め行動し、社内外のパートナーシップの力で、ステークホルダーと共創して課題を解決していくことを打ち出しています。
このビジョンは、向こう10年余りの西鉄グループの役員・従業員の道標となることは勿論、お客様や地域社会、取引先、株主・投資家等、ステークホルダー全体に対し、西鉄グループの未来について語りかける、私たち経営幹部のコミットメントであります。
それぞれの職場において2035年に目指す姿の実現に向けた取り組みはもちろんのこと、日々の事業運営の改善や、今後の中計策定においても、この長期ビジョンを道標として、適切にベクトル合わせがなされていくよう、お願いします。
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