

3月22日、倉富会長(当時社長)が福岡市で開かれた「景気討論会」に登壇されました。
新型コロナウイルスの流行や、デジタルトランスフォーメーション(DX)などにより、
社会を取り巻く環境が大きく変わる中で、九州の経済はどのように変化してゆくのか、意見を交わしました。
景気討論会とは
日本経済新聞社と日本経済研究センターとが共催する、
日本・世界経済の行方や、地域経済の動向などをテーマとした討論会。
今回のテーマは「九州経済の現状や見通し」についてでした。
経済の見通しとコロナ後の取り組みについて
■ 2021年後半に向けて人の動きは活発に
(以下、日本経済新聞より抜粋)
倉富会長:
「(感染症対策を取れば)移動自体は悪者ではないという理解が広がっている。ワクチン接種も進むだろう。
今年後半は爆発的な人の動きになり、これが経済の原動力になる。
九州の勝負どころはインバウンド(訪日外国人)の取り込みだ。
2022年の北京冬季五輪のころには、中国との行き来も戻ってくるのではないかと楽観的に見ている。
九州が観光で一致団結し、観光ルートや隠れた食べ物の発掘など仕込みを進めることが一番大事だ。」
倉富会長:
「福岡空港でも、北京や上海との航空便はいつでも飛ばしたいとの声が聞こえてくる。
アジアとの近さを生かして起爆剤にしていく。
西鉄を含む九州のバス事業者が連携し、高速バスや乗り合いバスが乗り放題となる『SUNQパス』という商品を作った。
実現のハードルは非常に高いがJR九州とも手を組んで、九州に来たら公共交通に全部乗れます、という商品を
作っていくことが今は大事だ。」
生産性向上・効率化のための投資は積極的に
DXについては、以下のように述べられました。
倉富会長:
「西鉄の事業環境は厳しく、全体としては設備投資を抑えているが、
DXや生産性、効率化だけには資金を使う方向性を打ち出している。
国の音頭もあり、(経済全体では)21年度の設備投資は底堅いのではないか。」
日本経済はDXによる設備投資の増加や、
新型コロナウイルスのワクチン普及により人の動きが活発になるなどで、
2021年後半に向けて回復が強まるとの見方で一致しました。
*注記:写真は日本経済新聞社提供
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