

1月19日(木)、西鉄定例記者会見において、鉄道・バスのメタバースミュージアム「にしてつバース」のオープンを発表しました。
(会見で説明をする林田社長、DX・ICT推進部 小水部長)
メタバースってなに?
メタバースとは、超(meta)と宇宙(universe)を組み合わせた造語で、参加者がアバターを操作して自由に行動できる、インターネット上に構築された3次元のバーチャル空間やそのサービスのこと。市場規模は年々拡大しており、参入企業も増えています。
バーチャル空間上で自分の分身であるアバターを使い、オンラインで繋がっている他のアバターとコミュニケーションをとったり、ショッピングを 楽しんだり、ライブやコンサートに参加することなどが可能です。
どうぶつの森などのオンラインゲームもそのひとつと言えますね。
もうひとつ、メタバースとあわせて関連の深い言葉が「NFT」です。
NFTはNon-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、データやデジタルコンテンツの唯一性を保証する仕組みのことです。
作者や所有者などの情報を、偽造不可な鑑定書・所有証明書としてデジタルコンテンツに紐付けることができます。
2年前、小学生男児が描いたNFTアートが240万もの高値で売買されたというニュースを記憶されている方も多いのではないでしょうか。
なぜメタバース・NFTに取り組むのか
メタバースは仮想空間ですが、リアルにはない利点があります。
メタバース上では、非現実的・非日常なエンターテインメントを提供できるほか、場所や時間に制約されずさまざまな体験をすることができます。例えば「にしてつバース」では運転席に座ってドア開閉などの運転士業務の一部が体験できるようになっています。
九州圏外の方など幅広い方が当社グループのコンテンツに触れることが可能となり、接点が増えファン拡大を図ることができます。また、バーチャルからリアルへの誘客にもつなげ、グループ価値の向上へ繋げることができます。
◆オンラインにおける顧客接点の創出
電車、バス、商業施設、ストアなどに代表される日常的なお客さまとの接点(タッチポイント)をたくさん持っており、オンライン上での接点拡充につながります。
NFTは一時流通のほか、二次流通以降(一次購入者からの転売)においても発行元に利益が還元されます。少量発行することで希少性が生まれたり、今まで価値が見出されなかったものや、形のないものに高値がつく可能性も秘めています。
例えば、サッカー選手のゴールシーンの動画などが実際にNFT販売されています。
完成に向け制作中の「にしてつバース」を特別公開!
気になる「にしてつバース」の中身ですが、2月25日(土)のサービス開始に向けて目下開発中!
まだ完成版ではありませんが、ミュージアムの様子がわかる動画をどうぞご覧ください↓
movie230119.mp4(←こちらをクリック!)
【主なコンテンツ】
● 電車・バスの3D車両や各種展示
●電車やバスの車両運転席でのスイッチ操作体験
●電車・バスのオリジナルカードを販売するNFTギャラリー
ちなみに、鉄道やバスのミュージアムをメタバース上に構築することは、日本初の取り組み!
東京の大手私鉄はリアルのミュージアムを構えているところが多いですが、西鉄もメタバース上でミュージアムを展開できるというのは嬉しいですね!
サービス開始までにどれくらい進化を遂げるのか、楽しみです・・・(^^)
★「にしてつバース」の詳細についてはリリースをご覧ください↓
https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20230119/main/0/link/22_084.pdf
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