
![[3Q決算]回復の兆しがあったもののコロナの影響を大きく受けた決算](https://cdn.clipkit.co/tenants/4327/articles/images/000/000/831/large/bf2b9c89-2897-4142-8219-7afe158b6173.jpg?1745214100)
2月9日、2020年度第3四半期決算が確定し、決算短信が開示されました。
引き続きコロナ禍の影響により、運輸業やレジャーサービス業を中心に、多くの業種で減収となり、
各利益段階で損失を計上しました。では、詳細を見ていきましょう。
第3四半期累計は105億円の最終赤字
当第3四半期連結累計期間で営業収益2,426億円(前年同期比 △402億円)、
本業で稼いだ利益を表す営業損益は97億円の損失( 〃 △240億円)、
福岡国際空港の損失増加などを受け経常損益は111億円の損失( 〃 △242億円)、
親会社に帰属する四半期純損益(いわゆる最終損益)は105億円の損失( 〃 △175億円)となりました。
・セグメント別
第3四半期(10-12月)は、運輸需要の緩やかな回復やGoToトラベルキャンペーンなどの効果により
第2四半期までの落ち込みから回復の兆しが見られるものとなりました。
次に、業績予想(年度)を見ていきましょう。
回復の兆しがあった第3四半期決算から、足元の状況を踏まえた連結業績予想を行いました。
新型コロナウイルス感染症の再拡大による旅客人員・宿泊客の減少<マイナス>と、国際物流事業や住宅事業による収益確保<プラス>などの要因があり、営業収益では前回予想を上回る見込みとなりましたが、営業利益ベースでは前回公表値を据え置きました。
連結業績予想(年度)
▽2021年度連結業績予想(前回公表値比)
営業収益 ( 増加 )
新型コロナウイルス感染症の再拡大による鉄道事業、バス事業、 ホテル事業での減収が見込まれる一方、
国際物流での航空運賃原価の上昇に伴う販売価格の見直しや、住宅事業での分譲販売区画数の増加などにより、前回予想を上回る見込み。
営業利益 ( 変更なし )
鉄道事業、ホテル事業で前回予想を下回る見込みの一方、国際物流事業や住宅事業で前回公表を上回る見込みとなり、全体では前回予想から変更なし。
経常利益 ( 増加 )
持分法による投資損失の減少や助成金の増加などにより、前回予想を上回る見込み。
親会社株主に帰属する当期純利益 ( 増加 )
経常利益の増加などにより、前回予想を上回る見込み。
▼決算短信
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