コロナ禍からの脱却が進みつつある中、世界ではウクライナでの戦争の長期化やパレスチナにおける紛争激化など地政学リスクも顕在化し、世界的なインフレも進行する等、近年経験したことのない大きな変化が起こっています。

各国は、脱炭素等のサスティナビリティ分野を成長の基軸に据えつつ、経済安全保障への目配りにも注力し、新たな世界での成長戦略を模索しています。

西鉄グループでは「まち夢ビジョン2035」の実現に向け、サステナブルな成長への挑戦を続けていますが、その原動力となるのは役員・従業員の皆さん一人ひとりの知恵と向上心、そして勇気ある行動力です。

足元では、多くの職場で人手不足が喫緊の課題となっており、必要な就労条件の見直しを早急に進め、事業運営に必要な従業員の確保が重要なことは勿論ですが、企業の成長には、従業員一人ひとりが最大のパフォーマンスを発揮し、高い生産性を実現することが欠かせません。

人への投資こそが新たな発想とビジネスモデルを生み、付加価値を創出します。物への投資はその付加価値を生むための手段に過ぎず、従来型の陳腐化した発想やビジネスモデルに基づく投資であれば、そこから生み出される付加価値は長続きするものではありません。

従業員の自己成長・チャレンジを実現する制度改革、働きがい・満足度を向上させ活き活きと働ける環境整備、従業員一人ひとりのパフォーマンスを最大化させる最適な人財マネジメントを推し進め、エンゲージメントの高い組織が西鉄グループのサステナブルな成長への挑戦を支える好循環を生み出してまいりましょう。