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vol.12 最近話題のAIってどのようなことに使えるの!?

vol.12 最近話題のAIってどのようなことに使えるの!?

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こんにちは。DX・ICT推進部 DX推進担当です!

皆様が様々な業務に取り組む中で、過去の実績、担当者の経験や勘などから将来の予測を立て、その予測に基づいて業務を進めることって多いのではないでしょうか?しかしながら、現実問題として未来の予測をする際には様々な要素が複雑に絡んでくるため、正確な予測することは難しいと感じることはありませんか?

近年、そういった将来の予測精度をあげるためにAI(人工知能)という技術を活用することが増えてきています。
今回はAIでどんなことができるのかご紹介いたします!

興味を持った!参考になった!という方は、ぜひ右上の「いいねボタン」のクリックをお願いします!!




1. AIってどんなことができるの?

AIと一言で言っても様々なことができます。その中で今回は一番ポピュラーな使い方である数値予測についてご説明します。

例えば小売業においては、どの商品がどのくらい売れるのかを予測し、適正な在庫数量を確保する業務があると思います。
AIを使って予測を行うことでより精度の高い売り上げ数の予測をすることができるため、廃棄ロスが減少することによりコスト削減に直結するかもしれません。また逆に売り切れを予測することにより機会損失も予防できるかもしれません。

会員を抱えている事業においては、全会員のうちでどの会員の成約確率が高いかについてデータを基に予測することで、積極的にプロモーションを行うべき会員を絞りこみ、広告費を集中的に投入するなどの業務効率化につなげることもできます。

このように日々の業務は予測⇒実行⇒検証の繰り返しとなっていることが多く、データに基づいてこの精度を向上させていくことで業務が効率化したり、利益向上につながったり、コスト削減につながっていきます。

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2. 西鉄ストアでAIを使った実証実験を実施!!

西鉄ストアで販売する「パン」「豆腐」「練製品」「ヨーグルト」の4品目について、ロス(機会ロスを含む)を限りなく少なくし、より正確な仕入れ数量を予測するために、AIを活用した需要予測を行いました。

上記4品目の売り上げデータに対して、AIを使って過去の売り上げの周期や天気、曜日などの様々な情報を分析することで、様々な要因から決定される日々の売り上げ予測について精度の高い予測ができるようになりました。

実際に実験を行った結果、対象4品目のうち6割の商品が、予測した販売数が実際の販売数に対して1日の誤差±1個以内に収まりました。

1日の誤差が±1個というのは非常に優秀な判定であるため、この取り組みは非常に効果が見込まれるということがわかりました!

廃棄ロスや欠品見込みの可視化が可能となり、将来的には自動発注につなげていくことで業務の効率化にもつながっていく最先端の取り組みです!

皆さんの身近にもこのような分析ができる場面はありませんか?

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このような取り組みは、他社でも同様の事例があります。

<事例>

ローソン 店舗の食品発注、AIで予測 誤差3割改善でロス削減

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122200775&g=eco





3. 予測ってどのように行っているの?

では、AIによる予測はどのように行われているのでしょうか?イメージをしやすくするために、身近な例でご説明いたします!

○○商店ではコーラを販売しており、仕入れ量を最適化するために1日にコーラがどのくらい売れるのかを予測したいとします。

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例えば、最高気温と1日のコーラの販売本数を調べてみたところ、以下のグラフのようになったとします(縦軸に販売本数、横軸に最高気温を設定)

※ 説明のために作成したダミーのデータです

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グラフを見るとなんとなく気温が高くなれば販売本数は伸びそうだな、ということが実感できると思います。(点線で表されているようなイメージです)

これを数学的に式にしてみると、販売本数y=4.0188 × 最高気温x ― 27.219という式が与えられます。少し難しいですが、つまり気温がわかればおおよその販売本数が求められるということです。


それを基に明日、コーラが何本売れるかを予測してみましょう

明日の天気予報で最高気温が32度だとします。先ほどの式に最高気温x=32を代入することで予測ができ、約101本と予測できます。このレベルであればエクセルを用いることで簡単に予測ができます。

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しかしながら現実の世界は更に複雑な要因で販売本数が決まってきます。

例えば先ほどのコーラの例でいうと、販売本数は最高気温だけで決定するものではありません。
例えば、日照時間、降雨量、降雪量、近隣でのイベントや近隣店舗の営業時間など様々な要因がかかわってくるかもしれません。
それら多くの要素を考慮した予測モデル式を生成することでより精度の高い数値予測ができるようになります。

このような複雑な要因を分析することができるのがAIツールを活用する最大のメリットです。




4. 最後に

どのようなときにAIツールを活用できるかをイメージいただけたでしょうか。
AIを活用すると広告宣伝費や在庫削減、購入確率が最も高いお客様の予測など様々な場面で活用できます!

AIに興味をもっていただけた方、課題をお持ちの方はDX・ICT推進部 DX推進担当までご連絡ください。
課題解決に向けて様々なご提案を差し上げます。



今月のパソコン活用術

エクセルで数値にカンマを入れるショートカットキーを使おう!

エクセルで数値を入力しているときに、数値にカンマを入れることはよくありますよね。(3,750,000のような感じで)

そんな時に便利なショートカットキーをご紹介します。

カンマを入れたい数字が入力されているセルを選択した状態でCtrl+Shift+1を押すことで、数値にカンマが付加されます。
複数セルや行、列の選択をしたうえでショートカットキーを押すことにより一気にカンマを入れることも可能です。是非ご活用ください。

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ライター

篠原

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