

こんにちは。DX・ICT推進部 働き方改革担当です!皆さん「メタバース」という言葉を聞いたことはありますか?
最近少しずつニュースやテレビ番組で話題になることが増えてきているので、なんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。
メタバースとは、「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、一般的に、多人数が参加し自由に活動できる相互に接続されたバーチャル空間やそのサービスのことです。
「メタバース」には、GoogleやAppleなどもかなり注目しており、今年の10月にfacebookが「メタ(Meta)」に社名を変更したことも話題になりました。
他にも、NIKEではオンラインゲームの作成や体験ができるバーチャル空間や日産では実際の銀座に実在する展示場をVR空間に再現したバーチャルギャラリー、サンリオでは音楽イベントを開催できるバーチャルライブ会場など様々な業種、業界からメタバースへの参入がリリースされています。
このように色々な企業から注目されている「メタバース」とは、どのようなサービスのことなのでしょうか?
今回の知っトクICTでは「メタバース」についてご紹介いたします!
3DCGで作られた「バーチャル渋谷」
「メタバース」とは
冒頭でもご説明したとおり、メタバースとは、多人数が参加し自由に活動できる相互に接続されたバーチャル空間やそのサービスのことで、
「世界のどこにいようとも他の人と一緒にいるような感覚」を得ることができるのが特徴であると言われています。
具体的には、バーチャル空間上で自分の分身であるアバターを使い、オンラインで繋がっている他のアバターとコミュニケーションをとったり、ショッピングを楽しんだり、ライブやコンサートに参加することなどが可能で、有名なゲームの「どうぶつの森」をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
最近の取り組み
Meta(旧:facebook)やMicrosoftが多額を投資することに加え、GoogleTrendでも今年の10月より検索数が急激に上昇しているため、これからより発展することが期待できるメタバースですが、メタバースでは今後どのようなこと行われていくのでしょうか?最近の取り組みから予想できる傾向をご紹介致します。
バーチャル出社・バーチャルミーティングの普及
メタバースでは、アバターを介して現実と同じように他者と気軽に交流しコミュニケーションを取ることができるため、コロナ禍ではテレワーク拡大で希薄になったビジネスコミュニケーションを深める手段として注目されました。
今年8月には、Meta(旧:facebook)がアバターを介してバーチャル会議室でミーティングが行える「Horizon wookrooms」の試作版をリリースしています。このバーチャル会議室では、発言するとアバターの口が動いたり、現実の身振り手振りと合わせてアバターも手を動いたりと、ほとんど現実と同じようにミーティングを行うことができます。
今後、感染対策の観点や、ライフワークバランスの充実、生産性の向上を目的に、自宅からメタバース上のバーチャル会社に出社し、それぞれのアバターを介してミーティングを行う企業も増えていくかもしれませんね。
メタバース上の土地の売買・メタバース不動産投資の活発化
メタバースも現実と同じように土地や不動産という概念が存在し、それらを購入することができます。
また、それらは現実の土地や不動産と同様に、周辺地域の条件により価格が変動するため、今後メタバース上での土地の売買や不動産投資などが盛んになることが予想されます。
最近では「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」というバーチャル空間プラットフォームで、デジタル資産などを扱うRepublic Realm(リパブリック・レルム)が、430万ドル(約4億9000万円)でメタバース不動産を購入した事例があり、今後ますますメタバースの土地が注目されそうです。
生活の一部としてのメタバース
KDDIや東急など4社が運営に関わる渋谷区公認の「バーチャル渋谷」というプラットフォームがあります。
この「バーチャル渋谷」では、現実の渋谷を模したメタバースでイベントやゲームに参加したり、仮想世界の街をぶらぶらして楽しんだりできます。
バーチャル世界での渋谷
また、実際に商品を購入できるバーチャル店舗でショッピングを楽しむことや、
バーチャルイベントのスタッフとして、バーチャル空間でアバターを使って働くことも可能です。
バーチャル空間で、お金を稼ぐこと・お金を消費することができるため、メタバースが生活の一部になる未来もあるかもしれませんね!
西鉄の活用可能性
では、西鉄グループでメタバースを活用するとどのようなビジネスやサービスが可能になるでしょうか?例えばこんなことができるかもしれませんね!(あくまでも筆者案です。)
バーチャル天神
東急が「バーチャル渋谷」の運営に関わっているように、西鉄では「バーチャル天神」をサービスとして届けられると思います。
バーチャル天神でイベントを開催する場合、現実で開催するイベントとは違い物理的制約がなく、世界中の人々に向けて"天神"から様々なことを発信することができます。
また、現実の"体験"をバーチャルで表現することが可能であるため、現実での出逢いや体験の提供を行っていた西鉄が、これまで培ってきたノウハウをそのままメタバースで活かし、バーチャルな"体験"を新たなお客様に届けることも可能となります。
著作権者表示:JKT-c, CC BY 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/3.0>, ウィキメディア・コモンズ経由
全国のお客様に向けたプロスタッフによるアバター接客
メタバース上では、アバターを使ってコミュニケーションを取ることが可能です。では、そのコミュニケーションを店舗スタッフとお客様で行ってみてはどうでしょうか?
アバターを使った接客では、アバターを操作するスタッフは日本全国どこにいても構いません。1人のスタッフが全国の店舗で接客を行うことができます。
この特性を活かして、取り扱い商品ごとに、スタッフそれぞれが自身の得意な分野を担当し、全国のお客様に対して充実した接客を行うことが可能かもしれません!
まとめ
西鉄グループにとって一見関係のない話に思えますが、消費活動が現実の施設だけでなく、メタバースにも拡大していく可能性や、メタバースでのコミュニケーションを活かした現実世界での交流の増加など、現実世界とバーチャル世界のそれぞれの良さを活かしたコミュニケーションを融合させることで、さらに人流が増加し、消費活動が盛んになることが考えられます。
出逢いが生まれ、期待が動くフィールドが、現実だけでなくメタバースにも広がった未来が来ることもあり得るかもしれませんね。
メタバースは、まだまだこれからの技術という印象を受けますが、技術の発展はいつも早いです。
オフラインを得意としていた西鉄グループですが、オフラインとオンラインの融合による可能性はまだまだ計り知れないと思います。
今後も、人々の生活様式は激しく変わり続けますが、オフラインだけでなくオンラインも上手く活用し、まちの発展をけん引し続け、日本に、世界に福岡を発信する企業であり続けたいですね!
PC活用術
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