

東京事務所の西野です。
今回は1/26に新築開業した「Ginza Sony Park」を視察、オープニングプログラムも体験してきましたのでレポートします!
Ginza Sony Park
銀座・数寄屋橋交差点の角地にあり、2017年に惜しまれつつ閉館したソニービルが数年の時を経て"ビルディングタイプの公園"という聞き馴染みのない用途のGinza Sony Parkとしてグランドオープンしました。
コンクリート打ちっぱなし、開けっ広げの構造、周囲よりもかなり低層なので、素人目には「これで完成形?」という印象を受けます。
隣接するエルメスのビル(銀座メゾンエルメス)と並んで個性的な姿です。
▲エルメスのビルが外壁に掲げた「お帰りなさい」というメッセージに、「ただいま」と応えています
それらの空間的な"余白"は、来訪者が思い思いの時間を過ごすことができ、その空間が変わり続けるための重要なプラットフォームと位置づけられているとのこと。
深すぎて「なるほどね」と言えない自分がいます。
螺旋形式の階段・スロープと吹き抜け空間の内部は、地下鉄と通りをつなぐ歩行空間としての役割も担っており、その動線に絡まるようにイベントフロアが配置されています。
下層階から屋上へ向かうと、ゆるやかに旋回しながら放たれていくような感覚を覚えます。
▲吹き抜け空間 ▲イベントフロア
屋上は周囲の建物に包まれるような開放空間。
ソニー・ホンダモビリティの最先端EV展示の他、銀座の街を行き交うクルマ・人の動きやその時の天候・気温などの情報も組み合わせ、それらをリアルタイムに生成し、その瞬間が奏でる一期一会の音楽演奏なども展開されていました。
Sony Park展'25
音楽をメインとしたオープニングプログラムを体験しました(無料、要・事前予約)。
まずは、人気シンガーソングライター『Vaundy』選曲の楽曲が散らばる空間をヘッドホン片手に探索。
もうすぐ外は白い冬...切なさが身に沁みます。
他フロアでは、人気アーティスト『YOASOBI』や『羊文学』の楽曲を幻想的な映像と共に体感するなど、Sonyの音響やコンテンツの面目躍如の内容を楽しむことができました。
今後も様々な仕掛けで"訪れるたびに新しい体験ができる公園"として変わり続けていくとのこと。
さいごに
いわゆる公園らしい緑や憩いの場が少なく、私の感性ではいまいち掴みどころがない施設でしたが、従来の発想や用途を超えたところに新たな文化や創造が宿るのかも知れません。
まちにリズムと交流を生み出そうとする公共の場を、企業が一等地で展開するユニークさには心惹かれるものがありました。
アクセス良好な都心にありますので、東京にお越しの際はふらっと足を運んで、思い思いの解釈を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
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