

こんにちは!働き方改革プロジェクト担当です。
私たちは働き方改革の視点から"本社・事業拠点のあり方"について検討を進めています。
先日、研究のため新たな形のオフィスを視察させていただきました。
大変素晴らしいオフィスでしたので、こちらで紹介させていただきます!
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今回お邪魔したのは、昨年「日経ニューオフィス賞」において最優秀賞の位置づけである「経済産業大臣賞」を受賞された
KADOKAWAさんの新オフィス「所沢キャンパス」です。
2020年夏に開設され、約9,000㎡(約2,700坪)の面積に約1,000名の従業員が働くことができる環境を整えられています。
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開放的なラウンジ&カフェスペース
エレベーターを降りてまず目に入ってきたのがこちらのラウンジ&カフェスペース。
大きな窓から光が差し込み、中央のモニターではKADOKAWAさんが手掛けた映像作品が流れ、
本棚やソファの周りには出版された本や雑誌がずらりと並べられています。
開放的で洗練されたこのスペースは、社員や取引先の方は勿論、地域の方の利用も想定されているのだとか。
奥にはカフェがありました。障がい者を雇用している特例子会社で焙煎されたという美味しいコーヒーをいただきました。
オフィスが所在するところざわサクラタウン全体でSDGsに配慮した運営に取り組まれており、
こちらもダイバーシティ推進の取り組みの一つだそうです。
ちなみにこちらのスペースのトイレにはLGBTQやダイバーシティに配慮したオールジェンダートイレを採用されていました。
男性女性の区別なく誰もが心地よく利用できるもので、
個室内で完結できるよう手洗いや鏡、フィッティングボードが取り付けられています。
オフィスの顔であるエントランスで未来志向の企業姿勢を表現されていました。
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執務スペース
次に案内いただいたのは執務スペースです。
仕切りを無くし扉は極力設けていないそうで、こちらも非常に開放的な雰囲気です。
開放的な空間である一方、所々に階段が設けられ、敢えて高低差をつくることで空間に変化が作られています。
階段上のスペースは、業務に集中しやすい環境が整えられており、階段を上がりながら気持ちを切り替えてもらう仕掛けなのだそう。
大きな窓からは富士山が望めました。贅沢な眺望ですよね!
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KADOKAWAさんでは、社員が業務内容や気分に合わせて、自律的に場所と時間を選択できる働き方(ABW)を導入されており、
執務スペース内には様々なアクティビティに適したワークスペースが整えられていました。
(↑写真左) ソロワークを中心に、緩やかなチームのコミュニケーションが期待できるエリア
(↑写真右) ソロワークに集中できるエリア
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(↑写真左) 音環境に配慮したwebミーティングができるエリア
(↑写真右) 偶発的なコミュニケーションを促すコミュニケーションエリア
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他にも、業務単位で継続的に利用可能なプロジェクトルームや、社内プレゼンができるスペース等もありました。
内容に合わせ最も効率的に働ける場所を自分で選択できるので、生産性が大きく向上しているというお話にも頷けます。
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働き方も変える
このオフィスプロジェクトは2014年頃に構想がスタートし、2020年の開設に合わせて働き方を変えてきたそうです。
オフィスに縛られない働き方を求め、業務の見直しやデジタル化によるペーパーレスを進めたほか、
ABW導入に伴う人事制度の見直し等をされたとのこと。
どこでも働くことができる環境を整えていたため、コロナ感染拡大に伴う行動制限下でも混乱なく対応できたそうです。
目指す企業文化実現を目指したKADOKAWAさんならではの新たなワークスタイルを、社員の方も受け入れ柔軟に活用されており、
働き方改革は確実に前進しているとのことでした。
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最後に
最新のオフィスは、単におしゃれでかっこいいだけではなく、
時代の変化を捉え、高い機能性を備えたクリエイティブなオフィスだと感じました。
また、機能的なオフィスが生産性向上に繋がること、企業ブランディングや従業員のエンゲージメント向上にも繋がることを理解しました。
そして何より、企業の姿勢や考え方はオフィスに現れるものだと感じました。
私たちの本社オフィスもそのあり方について今後検討を進めていきますが、
西鉄のメッセージが見える、西鉄ならではのオフィスを追及していきたいですね!
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