

みなさん、こんにちは。西鉄人事サービス(株)健康管理担当です。
コロナ禍で外でお酒を飲むことが減った一方、家で飲むことが増えたという方も多いのではないでしょうか?
アルコールと尿酸が関係していることはご存知の方も多いかと思いますが、実は関係しているものはそれだけではないのです。
尿酸の基準値は痛風発作・合併症がない場合7.0mg/dL以下とされています。
西鉄グループ(西鉄人事サービス受託会社)での2021年度主健診では、
受診者8,398名のうち1,423名(約2割)の方が7.1mg/dL以上の高尿酸血症の方がいました(治療中の方含む)。
全国的な傾向と同じく男性の割合が約98%と高い結果です。
また、尿酸値高値はこれまでの傾向として50代から増加が見られましたが、今は20代~30代の若年者に増加しています。
これを機に、普段の生活、見直してみませんか?
尿酸とは
尿酸とは、 プリン体が分解されてできた老廃物です。
尿酸が多いとどうなるの?
体内での尿酸の収支が合わず、血液中に尿酸が多くなってしまうと、尿酸は結晶化しやすくなります。
その結晶が、足の指の付け根などの関節などの内面にたまるとみなさんもご存知であろう痛風を引き起こすことがあります。
痛風発作は、激しい痛みや腫れをもたらします。それにより、日常生活に大きな支障が起こります。そして恐ろしいのが、尿酸値が高いまま放置しておくと...糖尿病、高血圧、腎障害、脳血管疾患などを引き起こしやすくなります。
尿酸についての豆知識!
尿酸値上昇を防ぐには、
①食事内容の見直し ②お酒の量の適量化 ③積極的な水分摂取が大切です。
今回は、みなさんが今日からすぐにでも実践できることについて具体的な対策をご紹介します。
①食事内容の見直し
摂取エネルギー(カロリー)を抑えて肥満を解消するだけで尿酸値は下がります。
お酒を飲んだり、おつまみによってもカロリーが高いものやプリン体の量が多い物もあります。
下のプリン体の多い食品を参考に上手なチョイスをしましょう。
詳細はこちらを参考にされて下さい。
適度な運動をすることや、ストレス解消をすることも、尿酸値上昇を防ぐうえで大切です。
最後に
自覚症状がないからと言って、油断は禁物です。
今回紹介されている改善策を取り入れてみてはいかがでしょうか?
適正な尿酸値を維持し健康に過ごしましょう!
参考文献
・高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン ダイジェスト版
・高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版
・高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 ダイジェスト・ポケット版
今回の記事は健康管理担当保健師 敷田が作成しました。
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