

こんにちは、新領域事業開発部の末永です。
8月下旬より全5回シリーズでお届けしました『X-Dream第一次審査通過案件の紹介』記事について、各所より多くの反響いただきありがとうございました。
さて、本日はみなさまから寄せられたX-Dreamに関するさまざまな質問について、新領域事業開発部の林田部長がお答えします!
Q.まち夢ビジョン2035の中でX-Dreamは人材育成の一環として位置づけられていますが、応募する社員にはどんなことが期待されるのでしょうか?
どの分野の業務においても、クリエイティブな思考は役立つものです。現状を疑い、新しい発想をすることは新規ビジネスを生むだけでなく、日々の業務の改善にもつながります。X-Dreamにチャレンジし、その思考を養っていただくことで成長していただければと考えています。
Q.グループ会社の社員からの応募も増えているようですが、応募アイデアの傾向はありますか?
プロジェクトも3年目を迎え、今年は初めて現場の方からの応募もあり認知が広がっていると感じています。多様なアイデアが集まっており、今年も関心させられました。
全体的には他社が既に行っているサービスに西鉄なりの味付けをして、新サービスとして提供する事例が多いように思います。それ自体は問題ないのですが、そのサービスを安価に提供することは避けたいですね。せっかく考え抜いたサービスなのですから、安く提供するのではなく、サービスの付加価値を適切な金額で提供する視点を持ってほしい、と思います。また、BtoCビジネスでスケールの小さいビジネスに収まってしまう傾向もありますので、是非BtoBのビジネスも考えてみてほしいと思います。
Q.どのようなアイデアが選考を通過しているのでしょうか?
自分の身近に起こっている課題を解決するアイデアが一次選考を通過する傾向にあります。発案者自身が課題を深く理解していますし、どうしても解決したいという熱意が強くなる傾向にあるからです。
手段である"アプリ"や"サブスク"を起点にビジネスを発想する方も時々いらっしゃいますが、その場合、アイデアに新規性が生まれにくい傾向があります。ソリューションは後からついてくるものなので、まずは課題を見つけることから始めると良いと思います。
X-Dreamの過去の通過案件はこちらを参照してください↓
プロジェクト|【公式】X-Dream(クロスドリーム)|西鉄の新規事業創出プログラム|西日本鉄道株式会社
Q.2021年、2022年の通過者は現在、どうなっていますか?
最終選考を通過した人は新領域事業開発部に異動になります。
まず、2021年通過の3件についてお話します。
「外国人向けくらしのプラットフォーム」は今年6月にアプリをリリースし、実証実験を開始しました。年度末までに2800人の登録者数を目指してビジネス推進を行っています。
プラン詳細はこちらから↓
【記者会見より★Pick Up★】X-Dream事業化実証第一弾!在留外国人向けプラットフォーム『NITI』始動! | トップメッセージ | まち夢コネクト (solanowa.jp)
「音楽活動マネジメントプラットフォーム」は来年2月のサービスローンチに向けてシステム開発や営業活動をコツコツと進めています。
プラン詳細はこちらから↓
【X-Dream】音楽支援プラットフォームを構築中の近藤さん・結城さんにインタビュー♪ | グループトピックス | まち夢コネクト (solanowa.jp)
「フォワダー向けデジタルサービス」担当者は、国際物流部門と新領域事業開発部の兼務体制となり、東京からビジネス推進を行っています。スタートアップ企業の物流デジタルサービスを活用する方向でサービス実装を目指しています。
また、2022年通過の「推し活ビジネス」は、もともとグッズ交換アプリとして出発したのですが、「推し(タレント)に会える旅行」をテーマに方向転換を行い、今年11月に実証実験を行う予定です。
Q.世の中にすでに存在するビジネスアイデアを、応募しても良いですか?
問題ありません。しかし、西鉄の既存ビジネスの延長線上にあるものは採用されません。推奨されるアイデアは、西鉄の既存ビジネスとシナジー効果があったり、企業理念に沿ったりしているものです。また、独自性が強くサスティナブル(持続性がある)なビジネスも歓迎します。
Q.アイデアが最終審査を通過し、専業でビジネスを推進することになった場合、どの程度の裁量で働けるのでしょうか?
X-Dreamはスタートアップづくりではないため、資金、人材など経営資源の調達は西鉄からすることになることが多いと考えます。そのため、100%自分の裁量のみで行う訳ではありません。
しかし、提案者のアイデアを尊重するプログラムであるため、事細かく指示することもありません。一方で、事務局や外部の専門家が、ビジネスづくりの基礎をコーチングしたり、社外のステークホルダーの紹介をしたり、様々なサポートを提供しますので、ビジネス立ち上げ経験のない方も安心してビジネスを進めることが可能です。
Q.新領域事業開発部に異動になった後に、プロジェクトの中止が決まったらどうなりますか?
プロジェクトが中止になったら、次の4月に通常の人事異動となります。その場合でも、チャレンジした実績は、必ず自分の将来の成長につながると実感してもらえると思います。
最後に、来年のX-Dreamに応募しようと考えている人に一言お願いします(*^▽^*)!!
X-Dreamは新規ビジネス作りという視点以上に、チャレンジすることで社員の成長を促すことができる場であることが重要と考えています。アイデア作りの仕方が分からない方は、事務局がサポートするので、まずは気軽に応募してみてください。
皆さんも自分の周囲にある課題を起点に、自分を奮い立たせることができる新規ビジネスにチャレンジするために、"X-Dream" というステージをぜひ活用してください!!
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