

こんにちは、広報課です。
2021年度より始動した社内起業家育成プログラム『X-Dream』。
今回は、初年度通過案件の「音楽支援プラットフォーム」(アプリ)を考案した新領域事業開発部の近藤さん・結城さんの近況をうかがってきました。
(左:結城 隆充さん 右:近藤 真由さん)
まずはプロフィールのご紹介♪
●近藤 真由さん (26歳)
<趣味>
弾き語り・ライブ、Youtube・Netflixを観る、料理・お酒、スリランカ料理屋さん巡り
<経歴>
2019年西鉄エージェンシー入社、営業に携わる。西鉄グループではエマックス久留米や西鉄タクシーのPRを担当。
2021年西日本鉄道(株)グループ連携推進部に出向。グループマーケティング(LINEを活用したDX)に取り組むかたわら、同僚の結城さんと第一回X-Dreamに応募、見事最終審査通過。
2022年より音楽プラットフォーム事業専任となる。
●結城 隆充さん (47歳)
<趣味>
昔ライブやってました(今は鑑賞専門・・・) HR/HM('80~'90年代好き)、YouTube、Netflix、将棋
<経歴>
1995年 西日本鉄道入社、情報システム部に配属。社内の様々なシステム開発に従事。鉄道、自動車、住宅関連のシステムや業務改革プロジェクト、経理システムなど多岐にわたる分野にて活躍。
2018年よりIT関連部署にてRPAプロジェクトやデジタル戦略、2020年よりグループマーケティング(LINEを活用したDX)を担当。
2021年、同僚の近藤さんと一緒にX-Dreamに応募し最終審査通過。2022年度はグループ営業企画部と兼務、2023年度より専任として事業に取り組む。
第一回X-Dreamの開催時に、同じ部署だったお二人。
何か応募しよう!!といろんなアイデアを出し合ったなかで生まれたのが通過案件となった「音楽支援プラットフォーム」だったそうです。
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https://muside-isbyyourside.studio.site/
2022年度は主にどんな取り組みをされましたか?
主な取り組み内容-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
●フレームワークに沿ってサービスの方向性・コンセプト固め ●サービス機能詳細設計・ブラッシュアップ ●仮説ヒアリング
●市場推計アンケート ●モックアップ作成・ヒアリング ●実証実験ライブイベント・ヒアリング ●事業計画(収支計画・営業計画等10か年分)作成
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「まず、NTTデータ九州さまにこのPJに賛同・協力していただきながら、マインドマップ等フレームワークに沿って方針を固め、プロダクトの機能を詰めていき、ビジネスモデルを作り、それを基にモックアップ(主にビジュアルイメージ確認のための試作品)を作成しました。期間でいうと約1か月くらいですね。
そのモックアップをお見せしながら、実際にユーザーになりうる、アマチュア、ライブハウス・スタジオの方にヒアリングを行い、頂いた意見でモックアップの修正を重ねていきました。(近藤)」
「ヒアリングした結果で、盛り込む機能の優先順位を変えたり。この機能を変えたとき、こっちの連携はどうなる?とか考えなきゃいけないことが細々と膨大で大変でしたが、自分たちの想いが形になっていくので楽しい作業でもありました。(結城)」
「6月には市場規模推計のアンケートとして、アマチュアアーティストがどれだけ存在するのかを計るアンケートも行いました。こちらは従業員のコネクションを活用し、社内外から1,500件を超えるサンプルを集めることができました。サンプルに対する割合で、アマチュアアーティストの数を推計し、収支計算に反映しています。(近藤)」
「そして、11月には実証実験として単発のライブイベントを行い、実際のアプリの機能を簡単なシステムや紙で再現し、アマチュア・観客の方々に体験してもらい意見を伺ったのですが、それまで行ってきた機能の絞り込みや仮説がおおむね読み通りで、手応えを感じました。ここまでの活動の結果を基に事業計画書を作成し、2023年1月に常務会決裁を経てサービス開発に着手したところです。(結城)」
その中で、特に大変だった出来事は?それをどう乗り越えましたか?
「事業計画作りや各種調整に苦労しました。事業計画の数値に関しては、ざっくりとした数値イメージはありましたが、詳細に作るとなると、そもそもの科目の意味や計算方法もわからないし(退職金、法定福利費の算出など・・・)、経営陣に説明するにあたりどういうポイントを押さえればいいのかなども全然わからなくて・・・。
私では社歴も浅く、そもそも出向社員で知り合いが少なく誰に相談したらいいかもわからなかったので結城さんの人脈でいろんな方にアドバイスをもらうことができました。
そして、経理部や経営企画部、また法務部等にも協力いただいて、なんとか形にすることができました。我々の案に興味をもっていただいた社内外すべての方たちのおかげでここまでやってこれたと思っています。(近藤)」
余談ですが、二人でやってると喧嘩になったりしないのでしょうか・・・(^▽^;)??
「もちろん、別人格ですから当然ぶつかり合いは起きますよ。けれど、自分以外の意見も取り入れながらブラッシュアップできるので、ひとりよがりではない自信や安心感があります。話し合っても決まらないときは・・・基本僕が折れます(笑) 若い人の想いを大切にしたいし、チームリーダーは彼女なので。(結城)」
「私は出向で来ていることもあって、分からないことがあってもそもそも誰に聞いたらいいかもわからない状況でした。一人だったらここまでやってこれなかったと思っています。(近藤)」
最終的にはここを目指したい!
「メンバー募集~スタジオ予約~告知~ライブ実施までバラバラに調整していたものを一気通貫で調整し、ライブ活動・鑑賞履歴を記録できるプラットフォームを目指しています。最初のリリースでは、積極的にライブ活動を行っている方々がメインのターゲットとなりますが、最終的には初心者アーティストの拠り所となるようなアプリになることが目標です。
音楽活動というとどうしても敷居が高く、入りづらい世界のような印象があると思いますが、アマチュアの音楽シーンで必要な情報を網羅し、アーティストと観客、ライブスペース、スタジオを繋ぎ、初心者でも始めやすく続けていきやすい環境づくりの一助になればと思います。プロには必ずいるマネージャーのようにアマチュアに寄り添うサービスにしていきたいです。(近藤)」
サポートメンバーと今後どのようなことをやっていきますか?
2023年4月には、今後事業をサポートしてくれるメンバーを社内より公募。11名の方が集まりました。
中には国際物流部門の方もオンラインで参加してくださっているとのこと!(*^▽^*)
「サポートメンバーの方々には、月に一回打ち合わせを行い機能やアプリ画面のUIについてユーザー目線でご意見を頂いたり、実際に音楽活動をされている方もいらっしゃるので、アプリに掲載するライブスペース様・スタジオ様をご紹介いただいたりできればと考えています。(近藤)」
近藤さん、結城さん、ありがとうございました! 事業化実証に向けて、頑張ってくださいね(*^▽^*)
今年3年目となるX-Dreamは現在応募受付中(締め切りは6月12日(月)まで)
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