

こんにちは、広報課です。
2022年4月1日より、妊娠・出産の申出をした従業員(配偶者が妊娠・出産の場合も含む)に対して、育児休業等の制度周知と育児休業の取得意向確認が義務付けられました。
また、原則分割ができなかった育休を、2回に分けて取得することができるほか、男性の育休については「産後パパ育休」という制度が新設されました(詳細は末尾に紹介しています)。
西鉄の4月~7月末までの取得意向状況については、なんと男性5割が「取得したい」と回答。
とはいえ、まだ前例が少ないのが現状です。
そこで今回は、男性の育休取得を考えるきっかけになればと、現在育児休業中の人事部・清海さんに、取得に至った経緯や、育休中の暮らしについてうかがってみました!
今回登場くださる方
◎人事部 清海 圭一朗さん(2007年入社)
◎家族構成 奥様(会社員で現在育児休暇中)
長男(3歳)、次男(0歳10か月)
の4人家族
ちなみに、奥様は次男出産前まで時短勤務をされていたとのことです。
◎育休期間 2022年4月1日~2023年3月31日
育休取得のきっかけ
一年間という長期の育休ですが、取得を決めたきっかけを教えてください。
「かなり昔ですが、男性の育休セミナーのようなものを受講したときに、長期間の育休を取得した方の話を聞いて興味を持ち、自分がそういうタイミングになったら取得してみたいと思っていました。」
具体的にはそのお話のどのようなところに興味をひかれたのでしょうか?
「まず当時は男性の育休が社会的にまったく浸透していなかったので、取得している人がいること自体が衝撃でした。
その中でも、一年間取得した方の話で、仕事でもまったく不利益がなかったこと、また、子どもと公園に行くと最初は他のお母さんと距離があったものの、次第に顔見知りになって新しい世界が広がったことなどを話されていました。
何より、復帰してからも会社と私生活どちらもとても充実した生活をされているように感じたので、強く興味を持ちました。」
そうなのですね。ちなみに、育休をとるのは今回が初めてですか?
「長男のときも2週間弱くらい取得したのですが、今回の次男の長期の育休は、仕事のタイミングや人生プランとしても最後のチャンスかもしれないと思い、半分勢いで取得しました。」
育休を取ると告げたときの周囲の反応
奥様の反応はいかがでしたか?
「まずは、会社は大丈夫なの?というのが最初の反応でした。そして、家族にとってこれからの人生でなかなかない貴重な時間になるだろうから、と後押ししてくれました。」
まずは仕事のことを心配されたのですね。でも家族のために働き方を変えてくれることは、奥様にとっても心強かったのではないでしょうか。
上司や同僚の方の反応はいかがでしたか?
「上司には、確かPOTミーティングの際にお伝えして、とても好意的な反応をしていただいたように記憶しています。同僚には『すごくいいことだと思う!』『自分たちの若い頃じゃ出来ないことだった』的なことを言っていただくことが多かったと思います。」
上司の方の反応は特に気になるところですが、温かい言葉をもらえると安心しますね。
取得に際し、不安なこと・わからなかったこと
周囲の方は肯定的に受け止めてくれたということですが、逆に、不安なことはありませんでしたか?
「不安なことは、長いブランクが仕事にどう影響するのか未知数なことでしょうか。そもそも、どこの職場に復帰するかも分からないのですが・・・でも、その経験をしてみて、実際どうなのかというのを後輩に伝えたいという思いもあるので、自分がどう感じるのか、楽しみでもあります。」
「分からなかったことは、育児休業給付金がいつ、いくらもらえるのかということです。
みんなそうらしいですが、休業に入って4ヵ月以上支給されなかったので、かなり心配になりました。」
女性も男性も不安に思うことは一緒のようです。
育休復帰者の体験談や給付金についての情報周知も、安心して取得できる環境整備への鍵かもしれませんね。
(※給付金の詳細については末尾にご紹介しています)
復帰後への漠然とした不安はあるものの、『自分自身でも楽しみにしている』という言葉からは、現在の暮らしへの充実感もうかがえます。
シフト制で心の余裕を
では、現在の日常についておうかがいしてみましょう。奥様も育休中とのことですが、どのように家事育児を分担されていますか?
「妻も育休中なので、二馬力で育児・家事をしており、時間にゆとりはあります。
平日はシフトにしていて、当番者が基本的に日中のすべての育児・家事をしています。長男の朝の保育園の送迎と子どもふたりのお風呂入れは私が毎日して、次男の夜泣き対応(授乳など)は妻がしてくれています。休日はケンカにならないようにお互いバランスを取りながら動いています。」
"シフト"という言葉が共働きならではの響きですね(笑)いろんなやり方を試して行きついたのですか?
「どちらかに負担が偏ってしまうことは避けたいというのと、お互い自分の時間が持てるようにしたいという思いがあって、取得前からの私の希望でした。
相手に気兼ねなく予定を入れられるので、ギスギスすることがなくて良いです。シフト外の日は自由に外出も出来ますが、家にいるときは完全ノータッチというわけではなく、お互い手が空いてるときに協力するようにしています。」
私も育児中の身として、子育てのなかで自分の時間を持つというのがすごく大切だと感じます。ワンオペ育児なんて言葉もありますが、一人で育児を背負い込んで精神的に追い詰められてしまうという話も聞きます。
清海家では上手にコントロールできているようですね!
得意な育児・家事、苦手な育児・家事を聞いてみました!
家事育児全般を奥様と協力しあっている清海さん。家事育児での得意分野・不得意分野はありますか?
「得意なことは、なんでしょう、、息子がなんで泣いているかが何となく分かるようになり、寝かしつけがスムーズになりました。苦手なことは、片付けですかね。いつも気がついたら新聞が山積みになってます・・・。」
日々のお世話を通して信頼関係が築けているからこそ、息子さんも安心して眠りにつけるのでしょうね。片づけた側から散らかってゆくのは子育てあるあるかもしれません(笑)
ご家族の日常写真もいくつか見せていただきました。なかにはお手製の離乳食の写真も。食材や固さなど母親でも結構悩ましい「離乳食」ですが・・・
「離乳食は実際はしょっちゅう妻の指導を仰いでます(笑)一人目のときはほぼ何もしてなかったので、食材のチョイスも固さも味付けも全部初めてで。。まだあまり汚さずに大人しく口を開けてくれてるので助かってます。世の中のお母さんはこれをみんな乗り越えてると思うと、頭が上がりません。」
じっくり子育てに向き合う中で初めて気づくこともたくさんあるようですね。職場の方々にいただいたエプロンを身に着け、日々奮闘しているようです!!
それぞれのワーク・ライフ・バランス。何かを考える、行動する一助となれば幸いです。
★育児休業給付金についてよくある質問★
Q1、育児休業給付金が支給されるようになるのはいつ頃か
A1、育児休業開始後、3ヵ月後の月末~4ヵ月後の上旬ごろ
→育児休業開始後、2ヶ月の休業を確認してからの申請になりますので、3か月後の給与確定後に申請しますが、審査に時間がかかるので、3か月後の月末から4か月後の上旬頃に初回の支給があり、以後2ヶ月に1回下旬頃に支給があります。
Q2、支給され始めてからは毎月支給されるのか
A2、2ヶ月に1回となります。
Q3、支給される育児休業給付金の金額はいくらなのか
A3、休業前6ヵ月の雇用保険適用額の平均の67%になりますので、給与額面30万円とすると20.1万円
180日以降は50%15万円になります。
★2022年10月1日より法改正により「産後パパ育休」がスタート!!
★そのほか育児休業についての情報はこちらをご確認ください
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