

こんにちは!広報課です。
2023年6月9日(金)より、片江自動車営業所にレトロフィット電気バス2台が導入され営業運行を開始しています。運行開始に先立ち、6月8日(木)にお披露目・試乗会が開催されたので行ってきました♪
レトロフィット電気バスって何?という方はコチラの記事をご覧ください↓
レトロフィット電気バスに体験乗車してきました♪ | グループトピックス | まち夢コネクト (solanowa.jp)
今回のレトロフィット電気バスはこれまでと何か違うの??
レトロフィット電気バスは、すでにアイランドシティ自動車営業所や小倉自動車営業所に先行導入されていますが、今回導入する車両は、台湾最大手の電気バスメーカーであるRAC Electric Vehicle社より西鉄車体技術が技術指導を受けて、初めて当社グループ内で製作されたレトロフィットバスなのです!!
(先行導入の車体は、中古車体を台湾の同社に輸出し、現地で改造した後に日本に導入)
<車両概要>
お披露目会には多くの新聞・TV各社様が取材に来ていただき、クリーンエネルギーへの関心の高さがうかがえました。
また、RAC Electric Vehicle社からもElvisさん(総経理/実務トップ)ほか3名の方がお越しくださりマスコミ各社からのインタビューに答えていただいたほか、
西鉄車体技術の登本(ともと)設計課長がTV生放送インタビューにも出演されました!
(写真左:自動車事業本部技術部長 山口哲生さん、写真右:西鉄車体技術 設計課長 登本隆司さん)
(写真左の中央:質疑応答を受ける登本さんとRAC Electric Vehicle社 Elvisさん、写真右:TV出演にてバス紹介の様子)
西鉄車体技術 登本さんにインタビュー
Q.技術指導を受けたのはいつからいつまでですか?
A.2022年11月~2023年2月の間です。
Q.台湾からは何名の方がいらっしゃいましたか?
A.4名の技術者が1~2名ずつ交代で技術指導に来られました。
Q.指導を受けた西鉄車体技術のメンバーの部署・人数
A.生産部門及び設計部門で延べ21名です。
Q.言語は英語?通訳の方などいらっしゃいましたか?
A.言語は中国語又は英語で、通訳は原則いませんでした。住友商事ご担当者が来られていた時は一時的に通訳をお願いしたりしましたが、通常はスマホの翻訳機能や図面での筆談等で対応いたしました。
Q.特に苦労した部分、印象深いエピソードなど
A.上記にもある様に、言葉の壁で意思の疎通に困ったことが度々ありました。
技術的な面では、基本的に電気バスとして設計されていない車両に電気バスの装置を搭載するため、レイアウトが厳しく、機器やそれを繋ぐ配線・配管の取付に苦慮いたしました。
Q.今後の抱負
A.目下製造中の本年度導入予定車両に貢献し、更に外部ユーザー様に対しても拡販できるように品質を確立させていきたいです。
電気バスがますます身近に
今回導入される2台は行先番号113番(油山~博多駅線)を中心に運行するとのことで、天神や博多など多くの方が目にしたり乗車する機会が増えると予想されます。
車両デザインも、グリーンを基調に「環境にやさしい電気バス」をさらに印象付けるものとなっています。
試乗した際に、車両内に気になるステッカーを見つけました。
QRコードにアクセスしてみると、レトロフィットバスについてのわかりやすい解説サイトが♪
https://www.nishitetsu.jp/electricbus/
ますます電気バスが身近に感じられそうです(*^▽^*)
★走行時の様子を動画に撮りました★ 静かな走行音にご注目ください
外部拡販も視野に。大きな一歩!
自動車事業本部では、2023年度中にグループ内で20台を目標にレトロフィット電気バス導入を進めていく予定です。
北九州にて先行導入している車体ではディーゼル車に比べCO2を約50%削減できたことを確認しました。
電気バスの普及にあたっては、国内での生産がないことや、燃料単価の上昇、車両製作にかかるコスト、航続距離の短さなどまだまだ多くのハードルが多くありますが、グループ内にてレトロフィット電気バスの製作が可能になったことは今後に向けての大きな一歩といえそうです。
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