
【エンジニアリング】大雨により流された線路の地盤...早期発見で二次被害を回避!
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こんにちは、鉄道事業本部です。
今回は、線路内へ滑り落ちそうな倒木を発見し事故を未然に防いだとして、藤田 大樹さん(貝塚施設係 貝塚保線区)の表彰を行いました。
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藤田さんは貝塚施設係として、徒歩や乗車ならびに詳細な検査により、線路土木施設(レール・まくら木・橋梁・のり面等)の目視・触診・計測などの業務を行っています。---
8月10日、線路施設検査のため和白駅~三苫駅間を巡回していたところ、線路内へ滑り落ちそうな倒木を発見しました。(写真左・黄色箇所)
注意深い観察力で危険を予見し、直ちに線路課に報告を行い、列車脱線等の重大事故に繋がる障害を未然に防ぐことが出来ました。
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倒木が電車線と接触し切断されると感電の危険があります。また列車と衝突すれば脱線してお客さまにケガをさせる危険もあります。
いずれも長時間にわたり運行不能となり多くのお客さまにご迷惑をおかけするため、こうした日々の点検業務は大変重要です。
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今年の7月には、JR東日本の大船渡線(岩手県)にて、倒木による脱線事故で終日運転見合わせの事態が起きています。
(出典:岩手日報web https://www.iwate-np.co.jp/article/2021/7/7/99200)
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列車が走行することによる荷重や衝撃や経年により、日々線路施設は損傷・劣化しています。
鉄道の施設係では、損傷個所を早期に発見できるよう、日々注意しながら業務に当たっています。
今後も、お客さまの安全の確保、および鉄道の安全な運行を支えていきます!
篠原
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