

こんにちは!鉄道事業本部 業務課です。
今回は、鉄道に関わる事故を未然に防いだとして、2名の運転士の表彰を行いましたのでご紹介します。
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線路脇の小火を発見!初期消火で延焼を未然に防止
貝塚電車営業所にて、原 正基 運転士が線路脇で発生した火災を消火活動により速やかに消火したとして、森山部長より表彰が行なわれました!
2021年12月25日、新宮行き(上り)列車に乗務していた原運転士は、唐の原駅進入中に、鉄道敷地内の線路脇でゴミらしきものが燃えているところを発見。
唐の原駅を出発後、最徐行で接近し確認したところ、境界フェンス下部付近が高さ60cm、幅1mにわたり燃えていたため、手前に停止し運転指令に報告。
初期消火が必要と自ら判断し、車両搭載の消化器により消火処置を行いました。
(写真左:火災現場(赤丸箇所)、写真右:消火跡)
もし、消化が遅れて火災が広がり延焼していれば、電気設備等を焼損し鉄道施設に大きな損害を与えるほか、地域の方を不安にさせる可能性もありました。
原運転士が周囲の状況をきちんと確認し、適切な措置を取ったことで、火災の延焼を未然に防ぐことが出来ました。
過去には2017年9月11日、小田急線において、沿線上で発生した火災が延焼して、電車に燃え移るといったことも発生しています。
電車の運転士は、安全運行はもちろんのこと、トラブルが発生した場合は2次災害防止に全力を尽くさなければなりません。
今回の場合は、迅速・適確な判断により消火処置を行い被害拡大の防止につとめたことが事故回避に繋がりました。
同時に、運転中はお客さまの「あんしん・かいてき」を意識して、衝動が少ないブレーキ操作や、車掌と協力して快適な温度調整を行なうなど、細心の注意を払っています。
これからも、西鉄電車の安全な運転に努めてまいります。
線路内への飛び込みを阻止!
柳川乗務所にて、千代島 信義 運転士がホームで自殺志願者と思われる関係者を保護したとして、森山部長より表彰が行なわれました!
2021年12月26日、甘木行き列車を担当していた千代島運転士は、花畑駅でホームにいた女性客に乗車案内をしようと声を掛けたところ、線路内に飛び込もうとしたため制止したが、自殺をほのめかし振り切ろうとするため、直ちにホーム上のお客さまに駅係員の応援を依頼。
駆け付けた駅係員と乗務所助役と共に警察官が到着するまで制止を続け、来駅した警察官に事後を引き継ぎました。
一歩間違えればお客さまの命に係わる重大事故になりかねない事象でありました。
千代島運転士が、お客様の不審な行動や表情を感じとり、瞬時に的確な行動をとったことで自殺志願者と思われる関係者を保護することができました。
今後ともお客さまの「安全・安心」を最優先に行動し、地域や社会へ貢献してまいります。
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