

こんにちは、NishiAir 空港マネジメント部です。
2024年に成田国際空港所に配備したディアイシングカー(航空機用除雪車)が3月19日に初稼働しました。
今回は、当日実施した作業の様子をご紹介します。
ところで、みなさん「ディアイシング作業」「アンチアイシング作業」はご存じでしょうか?
冬に飛行機を利用した際に、飛行機の翼に液体を掛けている様子をご覧になったことはございませんか?
雪や氷が翼に付いた状態では、翼に流れる空気の速さが変わるため飛行機を浮かせる力(揚力)に大きく影響し、出発させることができないため、これらは冬の飛行機の安全運航には欠かせない作業です!!
それぞれの作業を詳しくご紹介します。
【ディアイシング作業】
飛行機の翼に付着した雪や氷を除去する作業です。
ディアイシングカーという特殊車両で翼に熱した除氷液を吹きかけて雪や氷を除去します。
雪が降っていなくても、早朝に霜がおりた場合はこの作業を実施することがあります。
【アンチアイシング作業】
離陸までの雪や氷の付着および再氷結を予防するための液を散布する作業です。
防氷液を噴射して機体への積雪を防いでいます。
2023年に国際基準が変わり、飛行機への散布状況が分かるように、ディアイシング作業に使用する液体にはオレンジ色、
アンチアイシング作業に使用する液体には緑色に着色されるようになりました。
当日は雪の予報ではなかったにも関わらず、急な天候変化で雨が雪に変わり、急遽、ディアイシングカーを稼働させることになりました。
入念な準備を行っていたため遅延も最小限にとどめ、飛行機を無事に出発させることができました。
冬に飛行機を利用する機会がありましたら、ぜひ、待合室から駐機場に目を向けてみてください!!
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