

こんにちは、住宅事業本部 戸建住宅事業部です。
2019年8月に㈱西日本新聞社より太宰府市坂本三丁目の土地(旧:西日本新聞社 保養所)を競争入札により取得しました。
コロナ禍により一時的に事業を中断しましたが、2023年3月に福岡県の開発許認可を取得。
2023年4月から若築建設株式会社の施工により造成工事に着手し、この度宅地造成工事1工区(38区画)の竣工を迎えることができました。
【位置・周辺施設】
開発の概要
開発面積:34,104㎡(10,316坪) 総区画数:140区画
【工事前】
【工事後】
住みやすい住宅・まちづくりのための戸建計画
まちづくりの計画をするうえで、以下の点を考慮しました。
① 公園の位置
団地の「顔」となるように、団地の入り口に公園を配置することで、新しい入居者だけでなく周辺住民の方々も、気軽に使えるような交流の場となるように計画しました。
【団地入口】
② 公園内にバス待ちのスペースを新設
戸建開発に伴い、前面歩道の拡幅を行いました。また、道路拡幅に伴いバス停移設とバスカットを新設し、バス待ちにも使えるベンチ・パーゴラを公園に設置しました。
【暑い日・雨の日も安心】
③ 公園内の工夫
開発地は全体的に高低差が大きい地形であったため、傾斜を活かした滑り台や遊具を設置しました。
また、公園内の通路には太宰府市を象徴する梅の木も植樹し、太宰府市ならではの公園になるよう工夫しました。
造成工事を行う中でのトピック
① 調整池の地下化
「調整池」は、住宅地ができたことで雨水流出が増加し、川の氾濫・洪水被害を防ぐために住宅地からの雨水を一時的に貯蔵するための施設です。
その「調整池」を当初の計画から変更し、公園の地下に設置。地下式への変更により土地の有効活用が可能となり、当初の計画より3区画ほど宅地数が増加しました。また、地下式調整池への変更によるその他のメリットとして、「池への転落防止などの安全対策」「除草等の管理が不要」といったことが挙げられます。
【当初→変更後】
【公園の地下】
② 梅雨時期
昨年の7月には、記録的豪雨の影響で開発地一帯が浸水の被害に遭いました。工事の土砂が区域外に流出したため、当社職員および関係会社総出で現地の対応を行い、夜間も現場待機を交代で行うなど可能な限り現場へ常駐するなど、迅速な対応ができるよう準備をしました。
【2023年7月10日の豪雨被害の様子】
③ 遺跡発掘
本開発地は埋蔵文化財包蔵地であったため、開発前に太宰府市による遺跡発掘調査を実施。調査の結果、縄文時代~鎌倉時代にわたる数多くの遺跡が発見されました。また、発掘調査後には開発地にて遺跡の見学会が行われ、多くの遺跡マニアの方が参加されていました。
今後の予定スケジュール
① 造成工事
残りの2工区(102区画)は本年11月に竣工を迎える予定です。
② 建築工事
建築工事は本年7月より8区画の着工を予定しており、年明け頃の建築竣工を予定しています。街びらきの様子も報告しますのでご期待ください。
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