

こんにちは!自動車事業本部 未来モビリティ部です!
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2022年3月8日から、福岡空港国内線・国際線ターミナル連絡通路において、大型自動運転バスの実証実験が始まりました。
今回はその実証実験について紹介します!
(写真:バス車両本体、図:実証区間)
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いすゞ自動車(株)、三菱商事(株)、福岡国際空港(株)との4社での共同実証!
今回の実証実験は、いすゞ自動車(株)、三菱商事(株)、福岡国際空港(株)、そして西日本鉄道(株)の4社での共同実証です。西鉄は運行主体として、実証実験の準備から本番までの運行管理を行います。
また、安全性・利便性に関する知見の獲得や運用・サービス面における課題点を明らかにするために、これまでの自動運転バスの実証実験で得た知見を活かして、実証実験の計画策定から実施にかけて主体的に取り組んでいます。
期間は2022年3月8日から4月8日までの約1ヶ月行います。3月10日にはメディア試乗会が行われ、TVや新聞などで大きく取り上げられました。
(写真:メディア向け試乗会の様子。囲み取材を受ける山口技術部部長と、いすゞ自動車(株)、三菱商事(株)、福岡国際空港(株)の皆様)
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西鉄初の大型自動運転バスでの実証実験!
西鉄ではこれまでに、北九州エリアなどで小型自動運転バスや中型自動運転バスの実証実験を取り組んできましたが、今回は西鉄初となる大型バスの自動運転実証実験となります。
運転士の人手不足や、利用者減による採算性の悪化など、バス事業者が直面している深刻な課題の解決に寄与できるものとして期待しています。
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日本初!バスメーカーが自動運転バスを提供!
今回の実証実験では、いすゞ自動車(株)が開発した大型自動運転バスを使用しています。バスメーカーが提供する自動運転バスを使った実証実験は日本初の試みです。ここで今回の自動運転バス車両をご紹介します。
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【車両】 台 数:大型自動運転バス1台
車 名:いすゞ自動車「いすゞエルガ 2RG-LV290Q3」
乗車定員:79人(座席29席)
【車載機器】
・LiDAR※:検知したスキャンデータを3Dマップと照合した自車位置の推定、自車周辺の構造物や車両などの検知
(※ LiDAR [light detection and ranging]...レーザー光を対象物などに照射し、反射光が戻ってくるまでの時間をもとに、対象物までの距離を測る機器)
・望遠カメラ・広角カメラ:信号の灯火色を検知、周辺環境検知の補助
・ミリ波レーダ:側方の車両の検知
・ジャイロセンサー:自車位置測定の補正
・GNSSアンテナ:自車位置推定の補正
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林田社長もご試乗に!
3月8日実証実験開始初日、さっそく林田社長が試乗されました。林田社長は初めて自動運転バスに乗られたとのことでしたが、動きが非常にスムーズであることに感心されていました。
(写真:林田社長、松本本部長、京都乗務員、下田首席、西係長と、いすゞ自動車(株)、三菱商事(株)の皆様)
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自動運転バスを運転した感想は?
今回の実証実験では、竹下営業所、博多営業所、福岡高速営業所から選ばれた6名の乗務員が交代で乗っています。その中の1人である宇土乗務員に自動運転バスの感想を聞きました。
宇土乗務員「チューニングのときに設定した軌道に沿ってふらつかずしっかりと走ります。アクセル、ブレーキともに非常に滑らかで、お手本として新人にも見せたいレベルです。」
(写真:宇土乗務員)
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今回の実証実験では、一般のお客さまはご乗車できませんが、メディア向け試乗会や関係者の試乗では、「乗り心地は良好で、人が運転するのと変わらない」と大変ご好評をいただいています。
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西鉄では、今後も持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて、自動運転技術をはじめとする先進技術の導入と事業化に向けた取り組みを行っていきます。
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