

みなさんこんにちは。福岡空港営業所の大崎です。
今回は福岡空港の中を走っている「ランプバス」の拠点である福岡空港営業所をご紹介させていただきます。
ランプバスってなに?
ランプバスとは、福岡国際空港に発着する航空機のうち、ボーディングブリッジと呼ばれる搭乗橋が設置されていないオープンスポットに発着する航空機のお客さまを輸送するためのバスです。
福岡空港営業所では2023年2月現在で25台のバスが在籍し、国内線1約80便、国際線1日約25便の輸送を担っています。
福岡空港営業所について
福岡空港営業所は、2023年2月現在伊藤所長以下管理者13名が在籍しています。乗務員さんは福岡市内各営業所からの応援勤務で派遣されているため、福岡空港営業所に在籍している乗務員さんは一人もいません。
営業所内には主に管理者が業務を行うデスクやアルコール検知器、ミーティングルームがあります。設備は他営業所とあまり変わりはありませんが福岡空港営業所独自の設備として金属検知器があり、業務前に必ず金属検知器のチェックを行っています。
事務所は福岡空港営業所の一角に位置しており、外に出るとそこはもう駐機場!営業所からも航空機が間近に見えます。
ランプバスの運転について
ランプバスは市内を走っている路線バスと同じ車両ですが、ランプバスを運転するには大型免許や大型二種免許だけでは運転ができません。福岡空港を管理している福岡国際空港株式会社が定期的に開催している「車両運転試験」というものに合格し「車両運転許可」を受けなければなりません。試験は空港内の規則や航空機の仕組みなどから幅広く出題されるため、勉強が大変です。(専門用語が多用されるので覚えるのに苦労することも・・・)
運行の様子
ランプバスは航空機の発着時間に合わせて運行しますが、航空機はバスとは違い、早着することもあります。(定刻から10分~30分程前後する場合もあります。)
配車担当者は福岡国際空港株式会社様から提供されるフライト情報やフライトレーダー24というアプリを駆使しながら最新の運航状況を随時確認し、バスに対して無線で対応する航空機などの指示を出していきます。指示を受けた乗務員さんは「便名」、「目的地/出発地」、「出発/到着時刻」、「出発ゲート/到着スポット」、「搭乗者数」、「バスの台数」、をメモに取り、対応に臨みます。
乗務員さんは無線指示を受けて仕事をするだけではなく、航空会社職員さんと「便名」、「目的地/出発地」、「出発/到着時刻」、「出発ゲート/到着スポット」、「搭乗者数」などの情報について打ち合わせを行い、その航空機に対しての配車台数をルールに基づいて確認し配車担当者に無線報告することもあります。
<出発便対応>
バスラウンジでお客さまをバスにご案内し、指示されたスポットに駐機している航空機へお運びします。
<到着便対応>
指示されたスポットに駐機している航空機へお客さまをお迎えに行き、到着ゲートまでお運びします。
空港内は「航空機が最優先!」なので、乗務員さんは自分が対応する航空機やスポットはもちろん、周囲の航空機やスポットの状況などを常にチェックしながら乗務に臨んでいます。航空会社によって対応に違いがあるところもあり、乗務中は常に集中力を求められます。
最後に
福岡空港営業所ランプバスは、福岡へお越しのお客さまを一番最初にお迎えし、福岡を離れるお客さまを航空機までお送りする一番最後の場所であるため、今後とも「あんしん」「かいてき」「ときめき」を提供し続けるとともに、安全最優先で日々の業務を行ってまいります。
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