

みなさん、こんにちは。鉄道事業本部 業務課です。
今回、貝塚電車営業所にて、古賀勝也 運転士が線路の置き石による事故を未然に防いだとして、森山部長より表彰が行なわれました!
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置き石による脱線事故を回避!
6月25日、貝塚行き(下り)列車に乗務していた古賀運転士は、上り列車の乗務中に、踏切の近くで物陰に隠れるような男の子の行動を不審に感じていたため、該当の踏切を最徐行で確認しました。
すると、軌道上に大小5個の置き石があることを発見し、脱線事故に繋がる危険性があるため、直ちに列車を停止させ運転指令に報告を行い、置き石を無事撤去したうえで運行しました。
古賀運転士が、周囲の状況をきちんと確認し、予見できる危険に対して適切な措置を取ったことで、列車脱線等の重大事故に繋がる障害を未然に防ぐことが出来ました。
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キケン!子どもの置き石に注意
置き石とは、線路の上に、意図的に石などの障害物を置く行為です。
特に、子どもの場合はいたずら心からこうした行為に及んでしまうケースもありますので、親御さんは十分に注意してください。
過去には、他社において、置石の上を通過した電車が衝撃を感じたため、非常ブレーキにより停止するも先頭車両が脱線し、お客さまが負傷するという事案が発生しております。
脱線すると、その区間は運行不能となり復旧作業に時間を要するため、多くのお客さまに影響を与えることになりかねません。
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運転士に求められる"観察力"
電車の運転士は、定刻通りに運転することはもちろんのこと、運行中は前方を注視して、予見できる事故を未然に回避しなければなりません。
今回の場合は、物陰に隠れている子どもの行動も見逃さない"観察力"が、事故回避に繋がりました。
同時に、運転中はお客さまの「あんしん・かいてき」を意識して、衝動が少ないブレーキ操作や、車掌と協力して快適な温度調整を行なうなど、細心の注意を払っています。
これからも、西鉄電車の安全な運転に努めてまいります。
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