

こんにちは、広報課です。
このたび西鉄エージェンシー制作のポスター・CM『ズンズンペンギン・ヌンヌンアザラシ(マリンワールド海の中道)』が、「消費者が選んだ広告コンクール(※)」OOH広告部門・フィルム広告部門においてWメダリスト受賞という快挙を成し遂げました!
※公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会主催
(受賞スピーチをするマリンワールドの荒田さん)
かいじゅうアイランド新エリアオープンに伴い制作されたポスターとCM。
制作を担当した西鉄エージェンシーの上田さん・天野さんにインタビューをしてきました♪
(左:上田 莉穂さん、右:天野 栞奈さん)
ズンズン・ヌンヌンという音やデザインビジュアルはどこから発想を得たのですか?
実は先に広がったのはビジュアルイメージでした。マリンワールドにペンギンあり!と宣言するような画を考える過程で、写真やイラスト、アニメやドキュメンタリー映画などペンギンが載ってるものを片っ端から見るうちに、ペンギンって単体よりいっぱいいる方が可愛く見えるぞ?と気づきました。そして、ある本がペンギンの足音を「ズンズンズン...」と書いていて。お?と思い、SNSで検索すると確かにペンギンの動きを「ズンズン」と表している人がちらほら。潜在的にみんながペンギン=ズンズンと思っているのだなと気づきました。さらに、他施設は泳ぐ姿が象徴的だけど、マリンワールドのペンギンは歩く姿が人気。これってマリンワールドにぴったりなのでは!?と思い「ズンズンペンギン」は生まれました。アザラシは、ズとヌが似ていたのと、響きの可愛さから。ズンズンを踏襲する方向や、別案もありつつ最後まで迷って、CMの編集を見て「この顔はヌンヌンだ!」と決まりました。
一番こだわったポイントを教えてください!
本人たちは一生懸命に生きている姿が、人間からすれば時たまシュールに見える。動物の愛らしさはそこにあると思います。こどもから大人まで好きになってもらうために「奇妙で可愛い」はすごく意識しました。けれどニッチさや奇をてらいたいわけではなく、あくまで王道・堂々と見えるように制作チームとしっかり話をしながら進めました。
想い出深い撮影エピソードはありますか?
ペンギンさんの撮影は早朝の屋外かつ12月の寒さと闘いながらの撮影だったのですが、可愛い姿を見て撮影スタッフみんなでつつかれながら癒されながらの撮影となりました。飼育スタッフの皆様にもかなりご協力をいただき、ペンギンさんのズンズンと迫ってくる姿をカメラに収めることができました。マリンワールドのペンギンたちはこんなに近くで見れるんだぞ!ということを存分に表現できたと思います。実は鳥インフルが流行り始めていた時期で、撮影もできるかギリギリのところでした。撮影翌日に鳥インフルでマリンワールドのペンギンさんたちも屋内展示に切り替わったため、奇跡的に間に合った撮影でした。
最後に、受賞の感想と今後の抱負をお聞かせください
今回の賞は、「消費者が選ぶ広告賞」という全国でも珍しい賞です。ギミックや複雑さが目立つものよりも、インパクトや情緒に響くTVCMが受賞していた認識です。様々なナショナルクライアントが名を連ねる中で、福岡県の水族館が2部門も受賞されたことが同じ福岡県民としても今回の広告プロモーションをお手伝いさせていただいた身としてもとても誇らしいことだなと感じました。今回の受賞は、当然ながらマリンワールドさまの広告への深いご理解とご協力があったからこそです。改めてご協力いただいたマリンワールドの皆様、ペンギンさんアザラシさんに感謝申し上げます。これからもたくさんの癒しと学びを私たちにくれる場所であり続けてくださるはずです。私たちもその存在の有難さを訪れるたびに感じます。どうすれば生活者にその魅力を伝えられるか。この素晴らしい場所を、ユニークな切り口で発信していくお仕事を今後もご一緒できればと思っています。
天野さん、上田さん、貴重なお話をありがとうございました!
今後も話題性の高い、ユニークな作品を期待しています(*^▽^*)
▼JAA広告賞の詳細はこちら
https://www.jaa.or.jp/contest/adaward/
▼受賞一覧
62nd_list.pdf
★お二人のインタビュー記事はこちらにもございます★
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