

こんにちは!鉄道事業本部です。
西鉄天神大牟田線は、2024年4月12日で開業100周年を迎えました!
同日に100周年記念ラッピング電車の出発式をおこないました。
歴史
1924年4月12日、前身5社の1つ「九州鉄道」が福岡-久留米間で営業を開始したのが始まりです。
開業時の福岡~久留米の所要時間は55分でした。
並行する区間が多い国鉄より「約30分」も短縮したことから「電車ハ汽車ヨリモ早ウ御座イマス」と利便性の良さをアピールしました!
ちなみに運賃は、福岡~二日市で片道31銭、福岡~久留米が同65銭でした。
1937年に柳河(現在の西鉄柳川)まで開通、1939年に大牟田まで開通し大牟田線が全通しました。
▲開業当時の九鉄福岡駅
▲開業当時の天神空撮 ※中央に九鉄福岡駅
出発式
西鉄天神大牟田線 福岡(天神)駅のホームには多くの利用者と報道陣に駆けつけていただきました。
記念電車のラッピングは、西鉄電車の公式キャラクター「ガタンコとゴトンコ」の生みの親、パントビスコさんが手がけました。
ご存じの方も多いと思いますがパントビスコさんは西鉄バスの公式キャラクター「ババ・バスオ」の生みの親でもあります。
▲公式キャラクター発表会見時の様子 左より鉄道営業の後藤さん、パントビスコさん、林田社長 ←パントビスコさんを特集したN×はこちら
出発式には、松藤鉄道事業本部長、野口福岡管理駅長、パントビスコさんが出席され、ホームに入線してくるラッピング電車をみんなでお出迎えしました。
ラッピング電車には子どもの目線にあわせ、天神大牟田線の50駅の名前やガタンコとゴトンコなどが描かれています。
パントビスコさんは「西鉄電車を利用するさまざまな乗客を描きました。小さいころから利用している西鉄電車にこのような形で自分のキャラクターがのるのは感慨深いです。車両ごとに違うデザインになっているところも楽しんでもらえればと思います。」と挨拶されました。
パントビスコさんよりラッピング電車のデザインを紹介していただき、3両目の開業時終点「久留米駅」がデザインしている箇所に直筆のメッセージを記入していただきました。
その後、松藤鉄道事業本部長より「第2次世界大戦や筑後川の氾濫などいろいろな苦難を乗り越え、1世紀という長い間、福岡の地で走り続けることができたのは、ひとえにご利用のお客さまや沿線地域の皆さまのおかげです。これからも愛され続ける西鉄電車を目指し、安全を第一にお客さまの夢と希望を乗せて走り続けていきたい」と感謝の言葉を述べられました。
ヘッドマークの授与、取り付けがおこなわれた後、野口福岡管理駅長とパントビスコさんが片手を挙げて出発合図を行い、ラッピング電車が出発しました!
さいごに
約1か月後の5月23日には貝塚線も開業100周年を迎えます。
これから先も100年200年と走り続け、より多くの方に電車をご利用いただけるよう、西鉄電車のPRを頑張ってまいります。
おまけ1
大牟田線創業時に変電所だった建物が春日原に現存しています。
開業時、第一変電所と呼ばれていた春日原変電所。
いまなお現役で稼働しながら次なる100年への動きを見守り続けています。
▲現在(2024年4月撮影)
▲1924年の開業当時の空撮
おまけ2
天神高速バスターミナルに「西鉄天神大牟田線・貝塚線 100年のあゆみ」と題して展示をおこなっています。
近くに行かれた際は、ご覧ください。
おまけ3
FBS福岡放送「めんたいワイド」のコーナー「ひと駅ノスタルジー」にて 祝100周年を記念して、西鉄福岡(天神)駅特集が放送されます。
内容は、旧西鉄福岡駅の名残の場所を探したり、クイズ形式で福岡駅の謎に迫ったりや出発式の様子、野口福岡管理駅長のインタビューなど盛りだくさんの内容となってます。
ぜひ、お時間がある方はご視聴ください。
放送日時:2024年5月6日(月・祝)めんたいワイド(15:48〜19:00)の16時台
▲当日のロケの様子 野口福岡管理駅長と進行役の田中さん
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