

こんにちは、広報課です。
毎月おひとりずつ役員の方に登場いただき、事前に社員から募った質問に全力で答えていただく『全力回答!役員インタビュー!!』。
第15回目は、西鉄ストアご担当の久保田さんです。
※皆さまからお寄せいただいた質問のうち広報課でセレクトしたものを上部に掲載し、それ以外は末尾にまとめて掲載しております。(同様の質問はまとめてお尋ね)
仕事に関すること
Q.西鉄入社を志望した理由は何ですか
これといった強い思いは正直無かったのですが、学生時代に住んでいた東京での満員電車(小田急線・井の頭線・山手線など)に突入する自信がなかったこと、また、数年離れてみて福岡の良さをあらためて感じたことでしょうか。
そう感じてから、福岡に事業所がある会社をいくつか受けました。
そして、運よく西鉄に「拾ってもらった」ようです。今でも感謝をしています。
Q.今までの経験の中で一番困難を極めた仕事は何でしたか?
幸せなことに、自分では困難を感じる仕事を経験したかな?と思っています。
上司や仲間やチームに助けられながら何とか生きてきました。
それでも体力的に「キツイな」と感じたのは、経理の係長時代「通常の担当業務」&「全社連結のテスト」そして「税務調査の窓口」をしていた時期で、通常業務はやって当たり前、テストは品質保証が求められ、窓口は「相手を納得させる説明」などなど、とにかく朝が来るのが早かったことを今でも思い出します。
最後は時間が解決してくれましたが。
Q.今までやってしまった大きな失敗は何ですか?失敗してもすぐに立ち直れますか?
会社を倒産させかけたことがあります。グループ会社の経理を担当していた時代、資金繰りを誤り支払いに必要な銀行残高が足りずに決済ができない事がありました。
銀行の担当の方が気づいて対処してくださり、その後の処理を指示いただいて何とか助かったことがあります。
「西鉄さんですから、何かの手違いだと思い対処させていただきました。」、その銀行の方に頂いた言葉ですが、忘れられません。同時に「西鉄」の信用力を体感した経験です。今でもゾッとします。
失敗の種類や重さにもよりますが、今のところ元気に業務を続けています。
Q.様々なグループ会社で働いてこられた久保田さんが感じる、西鉄グループの強みを教えてください。
前述のように営業エリア(九州・福岡)における圧倒的な信用力・知名度ではないでしょうか。
九州外での営業も経験しましたが、一歩九州を出ると「せいてつさん」「さいてつさん」と呼ばれることもしばしばありました。
それと普通の回答になりますが、様々な業種・業態をグループ内に持っていることではないかと思っています。コロナ時期の物流会社の経験からも心底感じました。
Q.ストアのポンコツな部下です(苦笑)。昨年からまたご一緒となりありがたく思っております。久保田執行役員にとって今までで一番ご苦労されたお仕事とはどのような内容だったのでしょうか。またどう乗り越えられましたか。あと日頃気分転換はどう行われていますか。お話いただけると幸いです。
鮮度が劣化しているトップですが、引き続きよろしくお願いします。
苦労したと言えば、前回のストア時代「店長」を経験したことでしょうか。突然、最後尾から最前線へ、10名から200名弱の所帯へ、ビジネスシューズからスニーカーへ振れ幅が大きすぎる経験でした。当然最初は何もできず「右往左往」の毎日。それでもチームの皆さんが手取り足取り教えてくれたのと、「現地・現物」で何でも自分で体感したことでなんとか務めることができました。
店長業務に慣れてきたころ、今度は「業務改善チーム」のリーダーに任命されました。これまたスーパーの実作業の改善、それもTPS(トヨタ生産方式)をベースにした業務でした。「改善」が服を着て仕事をしているような「トヨタのインストラクター」と四六時中行動を共にし、徹底的にTPSを刷り込まれました。
それまで経験してきた企業風土とは全く違う「考え方やスピード感」でしたので、納得して行動するまでに時間がかかりました。ただ3年半もこの業務を続けたおかげで、服を着るほどではありませんが、「改善」をカバンに入れて歩くくらいにはなれた気がしています。その後の仕事への向き合い方の大きな指針になっています。
気分転換ですね・・・・・。
50代前半まではソラリアのスタジオで「エアロビクス」で踊りまくり、冬は毎週スキーでヘトヘトになるまで雪山を楽しみました。
最近では台所に立って黙々と料理をすることぐらいですね。美味しいものが出来ると「自画自賛」しつつ、良い気分で飲んで食べています。
Q.経理部門の経験も長い一方で、西鉄ストアと西鉄運輸への出向も長年経験されていますが、それぞれの経験が今に役立っている実感はありますか?
それぞれの経験、大いに実感しています。
経理では一般的な簿記・会計・税務・財務などを経験しつつ、経理業務を通して、西鉄の各部門やグループ全社の事業を体感することが出来ました。
またストアでは「B to C」の最前線を経験、運輸では物流の実務とともに「B to B」営業を経験しました。経験していないのは「製造業」くらいでしょうか。
薄く広い経験ですが、色んな場面で役に立っていると感じています。
Q.ズバリ、西鉄ストアの強みと弱みについて教えてください。
強みも弱みも曖昧で、というところが最大の弱みかもしれません(何となく普通・・)。
素晴らしい場所で営業が出来ている事は「他社」より優位性があると思います。また「西鉄(スピナ)ブランド」で営業していますので「安心・信頼」といったお言葉も数多く頂いています。
しかし一方で長年この企業風土で歴史を重ねていますので、なかなか変化を好まない体質であるように感じています。小売りは「変化対応業」です、常に変化を意識する、良い事例があれば取り入れて自分のものにしていく、チャレンジを恐れないことが大切だと考えています。
経理経験者ですので、超保守的な路線は安心ですが「鮮度ある集団」を目指したいと思います。(回答になってますか?)
Q.これまで多くのグループ会社をご経験かと存じますが、出向先での関係性を構築するにあたり心がけていることはありますか?また、出向の魅力や良かったこと等も教えていただきたいです!
特にはありませんが、「転職した気持ち」でいたような気がします。あとは前にも記載した「現地・現物」でその会社を知る・体感することでしょうか、気がついたら仲間とワイワイやっていました。
魅力・・・、異動先が西鉄の外だっただけですので特にないですね。
鉄道会社に入社しましたが、気がついたらスーパーの店頭に立っていたり、物流倉庫内で作業者の動線を観察したり、展示会で新商品の試食が続いたり、不思議な経験はたくさん出来ますよ。
Q.スーパーマーケット業界は、常に目まぐるしく変化している印象です。西鉄ストアも一時期、同業他社と業務や資本提携を行っていた時期があったと記憶していますが、久保田さんから見た今後のスーパーマーケットに必要な要素と、久保田さんが実現したい、西鉄ストアの“夢”を教えてください。
おっしゃる通り小売業界は目まぐるしく変化・進化を日々しています。
「西鉄」のブランドだけでは事業を継続していけないことも容易に想像できますし、何よりグループ全体の課題である「人口減少」が直撃する事業でもあります。
「夢」と言うよりも将来にわたってグループとして「小売事業を継続していきたい」といつも考えています。そのためには現状の延長線ではなく、存続するための「あらゆるプラン」を実践していくことが現在の役割だと考えています。
「何をやるの?」「アイデアは?」「計画どおりの進捗か?」、各方面からのご意見には鮮度を持って応えていきます。
Q.ドラマか小説か忘れましたが「出世するには経理経験が必須」という言葉を聞いた覚えがあります。西鉄アカウンティングサービス含め経理のご経験が長い久保田さんから見てどのように思われますでしょうか?また私自身いままで経理経験がなく今後のキャリアに少し不安があるのですが、何かアドバイスがあればいただけませんでしょうか?
ズバリ「経理経験」は必須です。
ただここで言う「経理」とは「簿記」「会計」「税務」の経験(スキル)ではなく、「数字」の意味を読み解く、数字から想像する、数字で会話をする「経験(スキル)」です。
アカウンティング時代、新任係長・課長研修の講師をしていました。そこで研修参加者は口を揃えて「経理は苦手です」「経理の出来る人材を私の部署にください!」と発言されていました。でも「経理苦手でリーダーやれますか?」、いつもこう発信していました。「リーダーは必ず数字の責任を負います、事業に対する数字をコミットします」、よって冒頭で記載したような経理に対するスタンスを説明していました。
どこまで響いたかは不明ですが、当時受講した方々は現在それなりの役割を担っていると思います。
例外はありますが、「数字」は世界の共通文字です、言語は難しいですが「数字」では会話できるのではないでしょうか。皆さんも数字を「友達」にして下さい。
プライベートに関すること
Q.愛読書や好きな映画、音楽などがあれば教えていただきたいです。
海外ドラマの「スタートレック」シリーズや「ドクター・フー」シリーズは長年ファンです。
特に「スタートレック」の各作品に登場するキャプテン(艦長)は理想のリーダー像として刷り込まれてきたように思えます。
生活の中に音楽が登場するシーンは少ないのですが、黙々と料理をするときの作業BGMとして「80年代の洋楽」や「ユーロビート(分かりますか??)」を流しています。
Q.お会いする時はいつもにこやかで穏やかな雰囲気でいらっしゃいますが何か秘訣などあるのでしょうか?
特に意識していることはありません。一緒に仕事をした事がある方はご存じですが、無茶苦茶「短気」です。
信じてもらえませんが。
Q.一時期、とてもお痩せになっていた時期があったと記憶しています。運動やお食事など何か心がけていたことはありますか?おすすめの健康法があれば教えてください。
何かの記憶違いではありませんか?体型(体重)は余り変化がありません。勝手に服が縮んでしまいます、品質は良いはずですが。
ただ「店長」時代は年中歩き回っていましたので、服が縮むことはありませんでした。
Q.いつも差し入れありがとうございます。好きなお菓子は何ですか?
自宅の目の前にあった「オーフィルドゥジュール」のスイーツやこの時期は京都「亀廣永のしたたり」、超定番ミスドの「オールドファッション」など色々ありますが、常備しているのは「樽焼き旨み塩」・「羽衣あられ」それと「アルフォート」です。
特に「羽衣」は50年超の付き合いです。どれも休日の「昼ごはん」になります。
その他の質問
以上、頂いた質問の中から広報課でセレクトしたものを掲載いたしましたが、他に寄せられた質問にもすべて回答いただいておりますのでご覧ください!
Q仕事をするうえで一番大切にされていること・信念や座右の銘を教えてください。
経理時代から大事にしていますし、ストア時代に経験した「トヨタ×改善」で完全に刷り込まれた「現地・現物」と「基準無きところに改善なし」です。特に「現地・現物」に関しては数字の根拠・様々な課題・新たな取組・新商品などなど、自分の目で見てふれて、体験して確認する。これを心がけています。
トップがこれをやるとチームに負荷をかけることもありますが、ここは端折りたくないですね。
ちなみに大好きな言葉は「気合」です、最近は色々な規制?もあって使用できる機会が少ないですが。
Q.競争に負けずに事業を継続するために、一番大切なことは何でしょうか?
いろいろあるとは思いますが、常に事業の「鮮度」を意識すること。(昨日と同じ場所に留まらないこと)
一方で正直に愚直に進み続けることでしょうか。 (ややトヨタの思想に洗脳されています。)
Q.香港に「やりうどん」が出店するニュースを見て驚きました!久保田さん視点でやりうどんの自慢のポイントと、イチオシ・お気に入りのメニューがあれば教えてください。
うどん(麺類全般)が好物です。
「牧さん」「資さん」「西さん(ウエストさん)」「因幡さん」「丸亀さん」そして地元「筑後」エリアのたくさんの名店、どれも良いですね。
やりうどんに関しては適度なコシの麺と優しい出汁、これが私は大好きです、特に長期出張で福岡を発つ前、また帰着した時の「やり」は格別で、福岡を胃袋で感じることができます。
ぜひ皆さんも空港・天神・久留米でご賞味ください。
Q.幼少期はどんなお子様でしたか?
3歳までは朝倉の山奥で「ポツンと一軒家」生活をしており「野生児?」でした。
街に降りたら社会の常識が分からず大暴れ、親が頻繁に謝罪に追われていました。
いつのころからか、通知表の通信欄には「大人しい・内向的」などの文字が多く見られるようになりました。
自分でも何で変化したのかよくわかりません。
Q.学生時代の部活動や熱中していたことを教えてください。
高校時代は帰宅部(生物部)でブラブラしていた事もあり、大学時代は何か運動を!と思って弓道を始めました。初心者ですので的に当たるようになるまで苦労しました。
部員が少ないこともあり3年生では「主将」に任命され、日々部活のことで頭が一杯の生活でした。
私の在学中は驚くほどの弱小クラブでしたが、最近は後輩たちがメキメキと力をつけ、活躍しているニュースを聞く事も多くなり直接関係はないのですが、嬉しく感じています。
Q.MBTIは何ですか??
知りませんでしたので「診断テスト」にトライしてみました。結果は「冒険家」でした。
あってるんでしょうか??
同じ診断の著名人は「ケビンコスナー」とのこと・・。
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