

西鉄人事サービス(株)健康管理担当の保健師です。今回の話題は、女性のがんですが、
つい最近も、男性の乳がんについて報道されていたように、男性にも関係のあることです。
誰もが、知っておくべき「がん」について知識を持ちましょう。
子供、姉妹、親・・・身近な女性を思い浮かべて読んでください。
日本で1日あたり約10人の女性が命を落とすがん
今回のお話は、20代~30代の女性が発症するすべてのがんで第1位である子宮頸がんについてのお話です。
すべての女性が罹患する可能性があるがんであり、子宮を全摘出しなくてはならなくなるケースもあり、
最悪、若くして命を落とすことも決して珍しくないがんです。
今回は、がんの一歩手前の状態で発見できた女性社員のAさんにインタビューをさせていただきました。
29歳 子宮頸がんになる一歩手前の状態 忙しさを理由に5年間受診していなかった
「もっとはやく受けておけばよかった」と後悔
治療内容を理解し、メリットとデメリットを考えて選択した 職場の理解がありがたかった
20代から罹患者は上昇 検診が有効 さらに若い世代はワクチン接種
子宮頸がんの原因の95%は、HPV持続感染によるものです。そのうち90%は自己免疫でウイルスをやっつけます。
10%の人はHPVが持続感染し、このうち自然治癒しない人は数年以上かけて子宮頸がんに進行します。
罹患者は20歳代から上昇し、40歳代でピークを迎えます。
このことから、20歳代からの検診が大切であることがわかります。
子宮頸がん検診は、2年に1回の検診が国から推奨されています。
また、40歳以上から心配なのが「子宮体がん」です。子宮頸がんの発症は20歳であることに比べて
子宮体がんは40代後半から徐々に増加し、50~60歳代以降に発症のピークを迎えます。
子宮頸がんも子宮体がんも、症状のみで発見することは難しく、定期的な検査が早期発見に有効です。
自分のためにも、定期的な検査を受けましょう。
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