

西鉄グループはバス・鉄道をはじめとする公共交通を担っており「お客さまの安全」を確保することを
最も優先しております。
そのため、私たち西鉄グループの社員は一人ひとりが「お客さまの安全」を常に意識して、
勤務時間内外問わず「絶対に飲酒運転をしない・させない・見逃さない」という強い意識を持つ必要があります。
安全推進部では、飲酒運転撲滅に関する様々な啓発 (前回の記事参照) を行っており、
今回からこのWEBグループ誌にて「飲酒運転の悲惨な結末」についてご紹介していきます。
皆さんは飲酒運転の代償がどれ位重いのか、考えたことはありますか?
第1回目は、飲酒運転による事故の後、被害者や加害者の家族が受ける傷の深さを一緒に考えていきましょう。
加害者・被害者家族のその後
飲酒運転による事故の影響は本人だけに止まりません。
飲酒運転をしてしまうことで、被害者の家族は勿論、自分の家族まで傷つけることになります。
交通事故受刑者の手記「贖いの日々」より、その実例をご紹介します。
■実例①(T・Yさん 会社経営 47歳)
T・Yさんは行きつけのバーで飲んだ帰りにタクシーを使おうとしたものの捕まらず、置いて帰るつもりで近くの職場に停めていた自家用車を運転し、家路についた。
普段よりも慎重に運転したつもりだったが、信号待ちをしているオートバイに追突して、バイクの運転手を死なせてしまった。
被害者の両親は、突然息子を失った現実を受け止めることができず、息子がどこかで生きているような気持ちでアルバムを眺めては、泣き崩れる毎日を送っている。
■実例②(M・Mさん 団体職員 47歳)
飲酒運転をしたM・Mさんが、車で撥ねて死亡させてしまったのは高校3年生。
「子供を返せ」と被害者が事故当時着ていた血まみれの学生服を叩きつけるなど、被害者の親の怒りは想像を絶するものであった。
M・Mさんの母と妻は事故直後から被害者宅へ謝罪を行っていたが、心労からかその2か月後に母は入院。続いて妻もその1か月後に入院してしまった。
被害者にはもちろん、飲酒運転を行った本人にも家族がいます。その幸せを奪ってまであなたは飲酒運転をしますか?
今回ご紹介した実例のように、飲酒運転は周りも悲しませるような悲惨な結果を引き起こします。
しかし、酒に酔った状態ではそれすらも忘れてしまい、誤った判断から飲酒運転に及んだ挙句、事故を起こしてしまうのです。
そうならないよう、「飲酒の場には車で行かない」など、「酒と車の切り離し」に取り組んでいきましょう。
※今回紹介した「贖いの日々」の冊子は安全推進部で貸し出しています。
利用希望の方は、安全推進部までご連絡ください。
動画版はこちら→ http://www2.nnr.co.jp/inshu/aganai.htm
担当:古賀 内線:8-210-2673 外線:092-734-1243
第2回は「会社(加害者勤務先)のその後」について掲載予定です。ぜひ、ご覧ください。
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