

こんにちは。人事部 人事企画課です。
西鉄では、仕事と子育て・介護を両立していただくための各種制度を設けており、実際に子育て・介護をしながら勤務している方がたくさんいらっしゃいます!
今回は、実際に仕事と子育てを両立されている方およびその上長へインタビューを実施し、両立していくためのコツや想い、職場でのサポート等をお伺いしました。
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インタビューへご協力いただいたのはこちらのお二人です!
写真左)大原 可愛(おおはら かわい)さん
DX・ICT推進部 係長、2人のお子さん(4歳・1歳)の子育て中
写真右)濱邊 直人(はまべ なおと)さん
DX・ICT推進部 課長
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人事部:本日はご協力いただきありがとうございます。
まず始めに、大原さんのこれまでのキャリアを教えてください。
大 原:2008年に入社し、人事部で採用・人材開発の担当をした後、ニモカでの営業担当や広報での報道担当を経験しました。
係長になり再び人事部で採用担当として勤務し、1人目の子どもの産休・育休を取得。復帰と同時にICT推進部(現:DX・ICT戦略部)へ異動しました。
その後2人目の子どもの産休・育休を取得、2021年4月に復職して、現在もDX・ICT推進部で勤務しています。
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人事部:現在の仕事内容は具体的にどういったものですか?
大 原:グループ全体の生産性向上、働き方改革を通じたお客さまへの提供価値の向上や従業員のはたらきがいの向上を目指し、
主にグループウェアの刷新やラインワークスの運用、電子契約の導入計画を進めています。
特にグループウェアの刷新に向けた検証では、現在ユーザー部門から有志メンバーに集まっていただき、多大なご協力をいただいています。
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人事部:では、大原さんがこれまでに取得されたことがある育児関連制度を教えてください。
大 原:産前産後休暇・育児休業・子育て支援特例勤務・保存年休(※)ですかね。
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★産前産後休暇 :産前6週間・産後8週間の休暇。
★育児休業 :子が1歳になるまで(最大2歳までの延長可)の休業。
★子育て支援特例勤務:小学校卒業までの子を育てる社員が取得可能な短時間・日数減の勤務。
★保存年休 :子の看護等の理由で取得できる有給の休暇。(失効した年次有給休暇)
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人事部:西鉄の育児関連制度の中で、「これは便利だ」と感じられたものはありますか?
大 原:今年から特例勤務者もフレックス制度が適用されています(※)が、かなり便利に感じています。
例えば、朝一で子どもを病院に連れていく場合や、夕方予防接種に連れていく場合など、以前は半日休暇を取らなければいけませんでしたが、
今はフレックスで調整できるので、何度も活用しています。
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※2021年1月より、特例勤務を取得している社員についてもフレックスタイム制が適用となった。
(フレックスタイム制の適用部署のみ)
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人事部:逆に、仕事と育児を両立するうえで難しい・大変と感じておられることを教えてください。
大 原:個人差はあるでしょうが、気持ちの切替え、維持が難しいと感じることがあります。
子育てに限らず、私生活に心配事があると仕事中に思考がそっちに持っていかれたりすると思いますが、
子どもが幼いうちは体調不良が続きやすいため心配が後を絶たず強い意志を持って気持ちを切り替える日が何度かありました。
また、キリが悪い状態で退社しなければならなかった日は子どもと過ごしながら仕事のことを考えていたり。
時間的制約や突発的な遅刻・早退などで業務の進捗が乱れてバタつくこともありますが、
そこは職場のメンバーにサポートいただいているお陰で、私だけ大変だ、とは感じません。
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人事部:大変な部分もあるけれど、職場のサポートがあるということですね。
濱邊さんは、大原さんが育児と仕事を両立されるにあたり、上司として気を付けていることはありますか?
濱 邊:育児をされていると、お子さんの突発的な事象によって勤務状況が変わることがあるため、常にチーム内でタスク毎に進捗等の情報を共有するようにして、
なるべく私含め他のメンバーでも対応できる状態となるようにしています。
大 原:私自身も「私にしか分からないことをつくらない」という意識で仕事を進めています。
業務の計画や進捗について、普段課題意識をもっていることや思い付きのようなことも、
できる限り上司やメンバーに共有して透明性高く業務に取り組むようにしています。
上司やメンバーのフォローもあり、恐らく突然私が長期休暇をとっても、迷惑はかけるでしょうがプロジェクトが進められない事態にはならないはずです。
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人事部:チーム全体でのサポート体制を整えていらっしゃるということですね。他にはありますか?
濱 邊:チーム全体がそういった柔軟な調整がしやすくなるような雰囲気づくりに気を付けています。
例えば、常に大原さんも含めチームメンバー全員に"自分や家族をまずは大切にして欲しい"ということを伝えていますし、
私も自分自身のことや家族のことなどできるだけオープンにしています。
このメッセージは、これまで自分の上長がチームのメンバーに向けてずっと発信してくれていたものでした。
今は自分がチームをまとめる立場となり、それを実践しています。
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人事部: 素晴らしいですね!大原さんは、そのような職場での支援体制や上司のサポートをどのように感じておられますか?
大 原: とても恵まれた環境にあると感じています。
「家庭・子育てを優先していい」という確かなメッセージを受け取っていますし、責任のある仕事を担当させてもらっており
私自身の自主性を尊重した仕事の進め方ができていることで働きがいも感じています。
仕事と私生活のバランスをとることができているのは職場の皆さんのお陰です。
この働きやすさは、「子育て」に限らず、メンバーそれぞれの事情を尊重しようという上司の姿勢がつくっていると思います。
「両親」「パートナー」「自分自身」など、ケアの対象は様々で優劣はないはずです。
「子育て」中の人だけを優遇する発言や態度が見られると当事者にとっても気まずいものですが、
それぞれの立場を思いやる基盤があるからこそ私も明るい心持ちで働くことができています。
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人事部:ありがとうございます。人事部としてこういった素晴らしい職場環境を会社全体に広げていく必要があると考えております。
そういった意味からも、今後、西鉄として仕事と育児の両立支援をより推進するためには、何が必要だと思われますか?
濱 邊:一つは制度の充実と周知、もう一つはその制度を取りやすくする組織風土の醸成だと考えます。
育児関連の制度はある程度充実していると思いますので、今回のインタビューのように制度利用者の生の声を共有したり、
子の誕生時に必要な必須手続きと併せて、本人や上長に対して制度の説明をしたりする、などがあると周知されていくと思います。
また、周りの人、特に上司が「育児をしながら仕事をするのは特別なことではなく、いろいろな働き方がある中の1つの働き方」という考えをもって
接したり発信したりすることで、前向きに制度を取得でき、時間的制限があるなかでも生き生きと働いて成果もあげる雰囲気・風土ができるのでは、と考えます。---
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人事部:最後に、今後の育児関連制度の取得を考えている方にむけて伝えたいメッセージがあればお願いします。
大 原:私自身は、「自分が明るく幸せな気持ちで過ごすために、どのような働き方がいいのか」という視点で選択しました。
気配りができる方ほど、こういった制度を利用することが「自分だけ得をする」「周りに迷惑をかける」と感じられて躊躇される部分もあるかもしれません。
様々な考え方がありますが、私が一番「周りに迷惑をかける」と考えるのは、
職場にとっても家庭にとっても「疲れ果てて離脱」「不幸せなオーラ放出」のパターンだと思うのです。
幸せを感じながら働く従業員が増えることが、会社や社会への貢献になる、と信じています。
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大原さん・濱邊さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!
人事部では、現在制度を利用している方・利用しようと思っている方だけでなく、すべての方に改めて西鉄の人事制度を知っていただき、
職場での相互理解を深めていただきたいと考えています。
また、すべての方に働きやすい環境を提供できるよう、引き続き制度の周知と組織風土の醸成に取り組んでまいります。
本日ご紹介した制度の詳細や、それ以外の様々な制度をこちらでご紹介しています。
制度取得に関するご相談やご意見についても承っておりますのでお気軽にご連絡ください。
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<お問い合わせ先>
人事部 人事企画課 今本・中野
(外線 092-734-1581、内線 5804・5805)
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