

みなさん、こんにちは! 筑豊電気鉄道 総務課の岡本です。
5月26日、福岡県警察鉄道警察隊から内川 秀邦運転士に対して感謝状が贈呈されました。
内川運転士は、4月1日、筑豊電気鉄道線の遠賀野駅~感田駅を走行中、
遠賀野5号踏切道付近で線路内に進入している高齢の方を発見したため、
直ちに気笛吹鳴および非常ブレーキを執り、事故の回避に努めました。
さらに、その高齢の方は目が不自由であり、このまま放置すると危険な状態に陥ると判断し、
楠橋電車営業所へ搬送する等迅速かつ的確な措置を行ったことから、
福岡県警鉄道警察隊の柴田隊長より感謝状が贈呈されました。
また、本件は日頃から安全を意識し業務を遂行している賜物で、他の運転士の模範となるとして、
牟田口社長より普通賞の贈呈が行われました。
賞を受け取った内川運転士は、「会社で安全第一の教育を受けてきたので、とっさの行動ができた。
(今回助けた)女性が無事でよかった。」と話していました。
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踏切事故の現状
国土交通省によると、踏切事故の件数は、踏切道数の減少と各種安全対策の実施により
「(図1)踏切事故件数の推移」のとおり減少傾向にありますが、
「(図2)踏切事故における歩行者の割合と高齢者の割合」を見ると、
踏切事故死亡者において歩行者の割合が約7割を占め、
そのうち65歳以上の高齢者の割合が約4割を占めていることがわかります。
(▽図1:踏切事故件数の推移)
(▽図2:踏切事故における歩行者の割合と高齢者の割合(平成25年度))
近年、高齢の方の踏切事故が相次いで発生しており社会問題となっています。
筑豊電気鉄道は同種の事故根絶を目指し、社員一丸となって安全対策に取り組んでまいります。
参考URL
【参考資料】高齢者等の踏切事故防止対策について(PDF)
https://www.mlit.go.jp/common/001105649.pdf
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