

こんにちは!建物部会事務局です。
6月7日(水)に、九州電力(株)様にご協力いただき、建設工事に関わる西鉄グループ技術員を対象とした「体感型安全研修会」を実施しました。
本研修は、日常の作業で想定される感電、転落、ヘルメット衝撃、体調不調時等の危険を擬似体感することで、危険に対する感受性を高め、正しい作業方法を学ぶことを目的としています。
九州電力(株)様が事業を通じて長年培ってこられた安全に関するノウハウをレクチャーいただきましたので、その内容をご紹介いたします!
低圧感電体感
まず、低圧感電体感では、手が乾燥している場合と濡れている場合での低圧感電を自ら体感し、感電した場合の回避方法を学びました。
■回避方法:大元の電源を切る。ゴム底の靴を履いて押し退けて、接触箇所から切り離す。(手で直接触らない!)等
100v短絡体感
短絡(ショート)体感では、実際に通電した電線をペンチで切断し、発火して火花が散る様子を見て、短絡の危険性を認識しました。
電気工事の際は、検流計で電気が流れているかどうかを確認(検電)してから、作業をすることが重要です。
ヘルメット衝撃体感
作業用ヘルメットを使った衝撃体感では、1mの高さからおもりを落とし、その衝撃度を認識するとともに、ヘルメットがどの程度人体を保護するのかを理解しました。
実際に体感してみると想像以上に首に衝撃があり、改めてヘルメットの有効性を感じました!
脚立・踏み台危険体感
脚立・踏み台危険体感では、使い方を誤った状態で脚立を前後に動かすことで、作業時の不安定さを体感し、脚立の正しい使い方を学びました。
■脚立の正しい使い方:開き止めをロックしてから使用する。天板に乗らない・座らない。脚立に跨らない。脚立から身を乗り出さない。等
墜落荷重体感
墜落荷重体感では、2mの高さから落とした5㎏のおもりをネットで受け止め、高所から自身が墜落した場合の衝撃を想像し、墜落時の危険性を認識しました。
体調不良時疑似体感
体調不調時擬似体感では、熱中症や体調不良の高熱時、飲酒が残った状態で作業を行うとどうなるのかを酩酊ゴーグルをつけて障害物を避けて歩行する擬似体感をし、不安全さを認識しました。
想像していたよりも障害物を避けて歩行するのが難しく、通常の感覚と違う怖さを感じました!
作業用具等の正しい使用方法や、作業に伴う危険性を知るとともに、「危険を事前に認識することが事故の未然防止につながる」ということを理解しました。
当日は、各社各部署から合計19名の技術員が参加し、皆さん積極的に研修に取り組まれていました。講師からは、「受講者の方々が率先して参加されており、学ぶ姿勢が素晴らしかった。」との講評をいただきました。
受講者からは、「事故を未然に防ぐための対策をより具体的に考える良いきっかけになった!」「安全に対する意識が高まったので、今回学んだことを職場で共有したい!」等の声をいただきました。
一般のお客さまが利用される施設はもちろんのこと、西鉄グループの全ての施設において「安全・安心」が維持できるように、知識と意識の向上のお手伝いをしてまいります!
施設に関する不明なことや従業員に向けた研修の開催など、なんでもお気軽にご相談ください!
〈お問い合わせ先〉
建物部会事務局(建築技術統括部) 堺(内線:8-210-7275)
電話:092-734-1481 メール:tatemonobukai@nnr-g.com
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