どうも！ 好きなマンガは「スラムダンク」ライターのT氏です！

スラムダンク・安西監督の「諦めたらそこで試合終了ですよ」という名言が西鉄ライオンズ特集更新の励みになっております！

ということで今回は、西鉄ライオンズ特集！【第7話】西鉄ライオンズの守備の要・仰木彬って知っとる？です。

第7話を最後まで読むと「仰木彬とイチロー選手のつながり」がわかるよ！

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それではみんなも一緒に・・・レッツ・ライオンズ！！

仰木彬（おおぎあきら）

　西鉄ライオンズ黄金時代に正二塁手として活躍し、引退後は西鉄、近鉄、オリックスのコーチ・監督を歴任しました。仰木選手が西鉄ライオンズに入団する経緯は、高校卒業前に、南海ホークス、中日ドラゴンズ、西鉄ライオンズの3球団から誘われ、当初は南海入団希望だったのですが、西鉄ライオンズ監督の三原脩が自ら自宅を訪れ「私に任せなさい」と肩をたたかれたことで、西鉄ライオンズに入団します。仰木選手は投手としての入団でしたが、1年目の春季キャンプにフリーバッティングでの投球を見た三原脩監督から二塁手へコンバートを命じられます。1年目からレギュラーに定着し、1954年のリーグ優勝に貢献します。1955年5月22日の松江でのトンボユニオンズ戦で、なんと1試合6安打のパ・リーグ記録（現在も城島選手と並びリーグ記録です！）。仰木選手は中西太、大下弘の元祖ON砲と共に西鉄黄金時代を支えました。打率は低かったのですが、チャンスメーカーやつなぎ役としての役割を果たし、堅実な守備でもチームの柱となります。1956年からの3年連続日本一に貢献した名選手です。（甘いマスクも女性ファンに人気だったみたいですよ！）

西鉄ライオンズきっての甘いマスクで女性ファンを魅了する「仰木彬」

指導者としても才能を発揮する「仰木彬」

　三原脩監督の采配はのちに「三原魔術」と呼ばれたが、仰木彬は選手時代から三原脩に指導者としての資質を見込まれ、三原脩の采配術・人心掌握術を直に学びました。三原脩が西鉄ライオンズで創り上げた、選手の個性を活かして勝つ「遠心力野球」は、仰木彬が監督に就任して別の形で野球界に戻ってきます。近鉄やオリックスを優勝に導いた仰木彬の采配は「仰木マジック」と呼ばれ、野茂英雄やイチローの才能を開花させました。長谷川滋利（はせがわしげとし）、田口壮など、仰木彬が育てた選手は次々にメジャーリーグに挑戦し活躍しました。西鉄時代の三原脩との出逢いなくして仰木彬の指揮官としての大成もなかったかもしれません（選手としても凄い。指導者としても才能がある。甘いマスクで女性にもモテる・・・ぐうの音も出ないですね・・・）

打撃練習をする仰木彬

仰木彬のエピソード

　野茂英雄、長谷川滋利、イチロー、田口壮など多くの日本人メジャーリーガーを輩出した仰木彬。そしてその全員が仰木彬のことを「師匠」「尊敬する人」と公言しており、彼らに多大な影響を与えています。イチローに至っては、キャンプ中の仰木彬に会うためだけにわざわざ宮古島まで出向いたほどで、その尊敬ぶりは崇拝に近いものであり、記者の質問に「僕の唯一人の師匠ですから」とまで答えています。仰木彬のオリックス監督就任直後、登録名を「イチロー」と改名するという仰木彬の提案に、最初は納得しなかったイチローに対し、仰木彬が佐藤和弘を呼び寄せ、「おまえの頭はパンチパーマだからパンチでいこう」と口説くと、佐藤は承諾します。さらに、「先輩の佐藤が変えるんだから、おまえも来年からイチローで登録だ」と強引に納得させ、その後イチローが「オリックスの顔」、さらにMLBで大記録を打ち立てるまでになったきっかけを作った大恩人なんです。（イチロー選手の名前を仰木彬が決めていたとは・・・パンチ佐藤さん・・・）

西鉄ライオンズの内野陣（右下：仰木彬）

次回予告！

　いかがでしたでしょうか。仰木彬は選手としても指導者としても才能があった人だったんですね。さらに、イチロー選手の名前も仰木彬が決めていたとは・・・・・こんな選手が西鉄ライオンズにいたことは自慢できますね！さて、次回は【第8話】西鉄ライオンズの元祖ウグイス嬢って知っとる？【伝説の西鉄ライオンズ】です。お楽しみに。

にしてつWebミュージアム

西鉄の懐かしい写真や動画がたくさんあるので見ていってね♪

http://www.nishitetsu.co.jp/museum/index2.html

■ライターT氏のプロフィール

2020年4月から西鉄広報課・アーカイブ担当に。

配属後、西鉄社員として西鉄ライオンズの知識が足りていないことに絶望する。

その後、西鉄ライオンズの歴史を猛勉強の末に詳しくなり、みなさんにも西鉄ライオンズの歴史を

「楽しく」「わかりやすく」お伝えしたいと思い、西鉄ライオンズ特集の連載を決意する。