皆さん、こんにちは！西鉄人事サービス(株)健康管理担当の保健師です。

寒さ真っ只中、暖かくなる春が待ち遠しいですね。この時期は花粉に悩まれる方も多いかと思います。

今年の花粉量は九州～東北にかけて去年に比べ多いと予想されており

花粉症をお持ちの方は今シーズン特に注意が必要です。

出展：日本気象協会　2023年　春の花粉飛散予測（第2報）

花粉症をお持ちでない方も、たくさんの花粉と接する事で急に症状が出ることもありますので

どんな症状が出るのか、いつ花粉が飛び交うのか、どんな対処法があるのか是非知っていただきたいと思います。

花粉症の症状

花粉症の症状が現れやすいのが鼻と目です。

体の中に入ってきた花粉を取り除こうと、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみ

目の充血・涙といったアレルギー反応が出ます。

この他にも体がだるい・熱っぽい・イライラする・喉や顔、首がかゆい・集中力が低下する...

といった全身症状を伴うこともあります。

季節別花粉の種類

日本人のおよそ4人に1人は花粉症だと言われています。

花粉症と言えばスギ花粉症がよく知られており、花粉症の約70%はスギ花粉症だと推察されています。

これは、日本の国土に占めるスギ林の面積が大きく、全国の森林の18％、国土の12％を占めているためでもあります。

スギ以外にも花粉症の原因となる花粉はいくつかあります。

いつもと違う時期にくしゃみや鼻水・目のかゆみ・肌荒れなどが起きるようでしたら別の花粉が原因かもしれません。

対処法　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

①「花粉症かな？」と思ったら、まずは病院受診を！

　原因となる花粉によって、発症する時期・症状・経過が違います。

　花粉症の治療には、症状を抑える「対処療法」と、完全に治すための「根治療法」があります。

　対処療法は薬物療法やレーザー手術、根治療法は免疫療法があります。

　ご自身の生活スタイルや希望に沿った治療方法を、医師と相談しながら行っていきましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

②花粉となるべく接しない！

　冒頭で述べた通り、花粉が体の中に入ったり触れたりすることで症状が出てしまいます。

　できるだけ花粉との接触を避け、花粉症を予防するために次のようなことに気をつけましょう。

　１．外出時にはメガネ・マスク・帽子をかぶり、花粉が体に入らないように・体につかないようにする。

　２．表面がつるつるした素材の上着を着て、花粉が付着しないようにする。

　３．帰宅したら玄関でよく花粉を払い、洗顔・うがい・手洗いをして、鼻をかむ。

　４．家の中に花粉を入れないために、花粉が多く飛んでいる日に、窓を開けたり布団を干したりしない。

　５．掃除をこまめにして、家の中に入ってきた花粉を除去する。

花粉症をお持ちの方は、症状が酷くなる前に早めに主治医を受診し今年の花粉症を乗り切りましょう！