
みなさん、こんにちは!東京事務所の原口です。
美しい夜明けに包まれた福岡ビル・天神コア・天神ビブレ跡地の写真が印象的だった2021年1・2月号のグループ誌「にしてつ」
新型コロナウィルス感染拡大により福岡への往来も軒並み自粛しているため、
天神の現在の姿を知ることができる非常に良い機会となりました。
西鉄の"原点"となる福岡ビル跡地が「福ビル街区建替プロジェクト」でどのような新たな天神のシンボルになるのだろうかと、さらに期待で胸が膨らみました。
そこで今回は「福ビル街区建替プロジェクト」に焦点を当て、
東京で見ることができる「福ビル街区建替プロジェクト」の新たなビルの規模感(高さやサイズ)やデザイン性を感じるとることができるスポットを紹介します。
①新ビル"96mの高さ"と同等のビルに注目!!
まずは東京都心で、福ビル開発プロジェクトと同等の高さ(96m)を実感できる建物を紹介します。
■東京駅エリア
丸の内トラストタワーN館〔高さ99m、2013年竣工、19階建て〕
先進の高機能オフィスをメインとした2棟で構成されている「丸の内トラストシティ」。
その2棟のうち「丸の内トラスとタワーN館」の高さが99mと「福ビル街区建替プロジェクト」を実感できる高さとなっています。
同ビルはオフィスのほかに店舗や貸会議室を備え、プレミアム感のある外観が特徴です。
東京駅日本橋口の駅前広場に隣接しており、少しだけ見るにもアクセス良好な立地です。
(参考までに...)
永代通りを挟み「丸の内トラスとタワーN館」と隣接する常盤橋街区では「東京駅前常盤橋プロジェクト」が進行中です。
2棟のタワービルが建築中で、212mの「常盤橋タワー」(2021年6月竣工予定)はその姿を現しています。
【常盤橋タワー】
今後、この東京駅前常盤橋プロジェクトでは、390mの日本最大級の高さを誇る「Torch Tower(トーチタワー」(2027年竣工予定)の建築が進められます。
東京の移り行く姿を観察できるホットスポットです。
詳しい詳細はこちらをクリック→:【参考】三菱地所株式会社リリース
鉄鋼ビルディング南館〔高さ99m、2015年竣工、19階建て〕
サービスアパートメントを提供する「オークウッドプレミア東京」が主体となり、リムジンバスや高速バスが発着するバスターミナルを備える「鉄鋼ビルディング南館」。
こちらも高さが99mと「福ビル街区建替プロジェクト」を実感できる高さとなっています。
真横には135mの「鉄鋼ビルディング本館」も隣接します。
東京駅八重洲北口より徒歩3分と「丸の内トラスとタワーN館」同様に少しだけ見るにもアクセス良好な立地です。
■新宿エリア
新宿プリンスホテル〔高さ94m、1977年竣工、25階建て〕
JR新宿駅東口より徒歩5分。2階が西武新宿駅、地下2階から8階までがファッション専門店「西武新宿ペペ」
10階以上の上層階には新宿プリンスホテルが入居するホテルと商業の複合ビル。西鉄イン新宿からも徒歩10分ほどで立ち寄ることが可能な施設です。
■池袋エリア
ダイヤゲート池袋〔高さ99m、2019年竣工、20階建て〕
JR池袋駅東口より徒歩5分、西武池袋池袋南口徒歩1分にある西武ホールディングスの本社が入居するオフィスビル。
鉄道のダイヤグラムをモチーフにした外見が特徴です。
西武池袋線の上空を跨ぐ形で建築されたビルで、建物2階部分には同駅を発着する列車を見ることができる公開空地のダイヤデッキも備わります。
駅の近くから全貌を確認するには、JR池袋駅のメトロポリタン出口先のデッキがおすすめです!
②新ビル("幅100m×奥行き80m")同等の建物規模に注目!
東京都心で、幅ならびに奥行きともに新ビル同等の規模感を実感できるおすすめの建物が銀座の中心にあります。
■銀座エリア
GINZA SIX 〔2017年竣工〕
銀座六丁目にある2017年にグランドオープンした複合商業施設「GINZA SIX」。銀座のメインストリートである銀座中央通りに面しており、特徴ある建物が軒を連ねる銀座の中でも、幅約100mの横幅とそのデザイン性で圧倒的な存在感です。
また、奥行き約80mということもあり、「福ビル街区建替プロジェクト」と同規模の建物といえます。
この建物の高さ56m。天神の新たなランドマークの方が約40m高い建物となります。
【GINZA SIX】
③新ビルのデザインを手掛ける"KPF"が手掛けた建物デザインに注目!
次は新ビルのデザインを手掛けるニューヨークに本社を持つ"KohnPedersen Fox Associates(KPF)の手掛けた建物に注目します。
■日本橋エリア
コレド日本橋 〔2004年竣工〕
一面にガラスを使用しアーチを描いた柔らかな曲面デザインが特徴的な日本橋地区のランドマークビル「コレド日本橋」。
太陽の高さでガラス面の陰影が変わり、夜も煌びやかな印象です。
また、上層部に高機能オフィスを備えつつ、31mに軒高を揃える日本橋地区の旧規制の名残を5階までの商業施設部分で表現し、歴史と先進性を融合したビルとなっています。
永代通りに面する部分の建物の横幅は約110m。
「福ビル街区建替プロジェクト」より若干大きめですが、同等の規模感も体感できる施設です。
■六本木エリア
六本木ヒルズ森タワー 〔2003年竣工〕
六本木ヒルズの中でも最もシンボリックな存在である「六本木ヒルズ森タワー」。
他の一般的なビルと比較すると巨大な太さが特徴です。
鎧兜や折り紙といった日本の伝統的な要素をデザインとして盛り込み、
建物が空に溶け込むような色合いとフォルムを幾何学的なデザインとともに演出することで、太くとも威圧感ないスマートなビルを創出しています。
周辺にあまり高い建物がないこともあり、東京タワーや渋谷スカイなどの高層眺望施設からも確認することができます。
真下から見ると、曲面の活かされたデザインが優しく上空に突き抜ける圧倒的な存在感を感じることができます。
この施設の52階には高さ11mの回廊式の屋内展望台、屋上には「スカイデッキ」があり、東京タワーとスカイツリーのある東京の絶景を楽しむことができます。
また、52階の森美術館や森アーツセンターギャラリーでは高層階で最先端のアートが楽しめるのも特徴です。
■赤坂エリア
東京ガーデンテラス紀尾井町 〔2016年竣工〕
自然と歴史が調和する紀尾井町にある「東京ガーデンテラス紀尾井町」。
オフィス・ホテル・商業施設等を備える地上36階建ての「オフィス・ホテル棟」と賃貸住宅を有する地上21階建ての「住宅棟」の2棟から構成されています。
「オフィス・ホテル棟」は、重箱をイメージさせる直線的で凛々しい建物デザインが特徴で、
低層階の商業店舗部分は、重厚で温かみのある表現とし、隣接する弁慶濠の景観に溶け込むデザインとなるように配慮されています。
洗練さの中に歴史と風格を兼ね備える演出が印象的です。
以上、皆さまも立ち寄りやすく印象的で、「福ビル街区建替プロジェクト」の新ビルを体感できる建物をお届けしました。
東京で天神のシンボルを想像!
関東地区在住する福岡にゆかりのある皆さまから期待の声も大きく、
「福ビル街区建替プロジェクト」が福岡の街の印象に大きな影響を与える一大プロジェクトであることを実感します。
2024年度内のオープンまで少し時間がありますので、新型コロナが落ち着き、東京にお越しの際は紹介したスポットで新たな天神のシンボルを想像してみてはいかがでしょうか。
この記事へのコメントはありません。