

11月12日(木)に定例記者会見を開き、福ビル街区建替プロジェクト「感染症対応シティ」に向けた安全・安心なビルへ計画変更についてメディアに発信しました。
国内最高水準の大型複合ビルを目指す
「福ビル街区建替プロジェクト」では、
福岡市が進める「感染症対応シティ」の実現、
産学官連携で進める「国際金融拠点」誘致に伴うハイスペックオフィス需要の高まり、
また政府による「温室効果ガス排出2050年実質ゼロ」が表明される等、環境意識やSDGsへの関心の高まりなどの
外部環境の変化を踏まえ、安全・安心なビルへ計画変更するとともに、商品性の向上を図り、国内最高水準の大型複合ビルを目指します。
今回の記者会見で発表した計画変更内容をご紹介します。
◎外部環境の変化への対応◎
①≪感染症対応≫
オフィス全フロアに天候や騒音に左右されず自然換気が可能となるダブルスキンを採用し、セキュリティカードや顔認証を使った非接触エレベーターシステムを導入。
また、カンファレンスでは、テラスを設置する他、オンラインセミナー・Web展示会への対応として、通信環境の充実を図ります。
【ダブルスキンイメージ】
※ダブルスキン※
ダブルスキンは、サッシを二重化し、内側のサッシに窓をつけることで、天候や騒音に左右されずに、自然換気が可能。
また、窓の開放時でも外部への落下物を防止できる等、高層ビルとして安全性に配慮した計画であり、
さらに、ガラス間に空気層があることで断熱性に優れ、環境負荷低減にもつながります。
②≪環境負荷低減≫
地域熱供給システムの導入によるCO2排出量削減や、BEMS(Building and Energy ManagementSystem)の導入による
照明・空調等の制御を行う他、省エネ効果のあるCO2除去デシカント空調機の国内初採用(オフィス)等、
環境に配慮した取り組みを実施することで、外資系企業の誘致に有効な国際的環境性能評価「LEED認証」取得を目指します。
③≪BCP対応の強化≫
停電時でも制震効果を発揮する高性能制震システムを導入する他、デュアルフューエル非常用発電機の設置により、
災害時においても72時間の電力供給が可能となり、入居企業が安心して事業を継続できるオフィス環境を整備します。
※BCP・・・事業継続計画
④≪ユニバーサルデザインの推進≫
LGBT対応として「みんなのトイレ」を各階に配置し、男女による色分けを行わないジェンダーレスのカラーデザインを採用します。
◎商品性の向上◎
⑤≪西日本最大規模となる基準階面積を有するオフィス≫
基準階面積を計画変更前の約1,300坪から約1,400 坪へと拡大し、天井高3mの西日本最大規模となる大規模無柱空間を実現します。
これにより、フレキシブルで効率的なレイアウトを可能にします。
さらに、セキュリティゲートを設置する等、外資系企業のニーズに対応したハイスペックオフィスを目指します。
⑥≪九州最大のスカイロビー(6・7F)≫
・オフィスエントランスのあるスカイロビーでは、外装デザイナーのKPFを内装デザイナーとして起用し、打合せのできるラウンジ空間やコワーキング、カンファレンス等を配置します。
これにより、企業間のコミュニケーションを促し、新しい事業を生み出すクリエイティブな環境を整えます。
2024年度内のオープンを目指す
これらの外部環境の変化への対応や、商品性の向上による設計変更等に伴い、竣工時期を2024年3月末から12月末に変更し、2024年度内のオープンを目指します。
西鉄では、福ビル街区の開発を通して、ポストコロナに対応した安全・安心なビルを目指し、天神ビッグバンプロジェクトを
大きく推進させるとともに、天神明治通り街づくり協議会が掲げる「アジアでもっとも創造的なビジネス街」の実現に努めていきます!
(この会見内容は、西日本新聞、日経新聞、朝日新聞、読売新聞に記事が掲載されました)
ニュースリリース:「福ビル街区建替プロジェクト」「感染症対応シティ」に向けた安全・安心なビルへ計画変更~国内最高水準の大型複合ビルへ~
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