

東京事務所が見つけた関東地区のちょっと気になる情報や新スポット情報を定期的にお届けする「東京・関東見聞録」!!
今回は東京・渋谷エリアの開発についてお届けします!
それではさっそく「東京・関東見聞録」スタート!!
100年に一度の大規模再開発プロジェクト
100年に一度といわれる大規模な再開発プロジェクトが進行する東京・渋谷エリア。
若者文化の発信地であるとともに、鉄道4社9路線が地上と地下のホームをそれぞれ発着する東京の主要ターミナルの1つであるこのエリアは、
魅力をさらに増した街へ大きく変貌を遂げようとしています。
渋谷を本拠地とする東急グループが多くのプロジェクトを推進していることも特徴的です。
【渋谷スクランブル交差点】
渋谷エリアは、2005年に「都市再生緊急整備地域」、2012年には「特定都市再生緊急整備地域」に指定されました。
この指定により市街地整備や都市再生を求められたことが、断続的にエリア内で再開発が進むきっかけとなっています。
地形的に谷底に位置する街の構造や複雑な公共交通間の乗り換え動線など、解決すべき課題は多岐にわたりました。
様々な商業施設が開業している渋谷
2012年の「渋谷ヒカリエ」の開業を皮切りに始まった再開発事業は、2027年頃まで断続的に続く予定です。近年では、2019年に「渋谷スクランブルスクエア(東棟)」や「渋谷フクラス」に加え「渋谷パルコ」など個性的で魅力的な大型物件が立て続けに開業。
2020年には既存の公園を高度利用し商業施設やホテルなどを併設した「MIYASHITA PARK」が開業し、渋谷の街の魅力がさらに向上しました。
【渋谷ヒカリエ】
交通結節点としても重要な渋谷駅
交通結節点としても重要な機能を果たす渋谷駅。
2008年に東京メトロ副都心線が開通、2013年には東急東横線との相互直通運転が開始され、東急東横線の地上駅舎はその役目を終えました。
2018年に開業した「渋谷ストリーム」は、その跡地を活用した再開発物件で、鉄道の運行形態の見直しが街の新たな変化を生み出しています。
また、2020年1月には東京メトロ銀座線がホームを移設、同年5月にはJR埼京線・湘南新宿ラインもホームを約350m渋谷の街の中心寄りに移設させたうえで山手線ホームとの並列化を実施するなど、乗り換え時間の改善策も実施されました。
【東京メトロ銀座線 渋谷駅】
再開発プロジェクトを紹介!
交通の結節点である渋谷は先程少し触れたとおり、様々な施設が開業しています!
それでは、近年開業した主な再開発プロジェクトの概要を紹介します♪
■渋谷ストリーム(2018.9開業)
東急東横線の旧渋谷駅ホーム跡地に開業した複合施設。
グーグル日本法人の本社オフィスが入居するほか、約30店舗の飲食店や東急グループのホテル、イベントホール等あり。
■渋谷パルコ(2019.11開業)
建物老朽化のため建替えられた「パルコ」の旗艦店。
幅広いジャンルのファッションブランドが充実しているだけでなく、任天堂初の直営店「Nintendo TOKYO」など、日本のゲーム・アニメ文化を発信するフロアもあり。
■渋谷スクランブルスクエア東棟(2019.11開業)
渋谷最高峰・高さ約230mの屋上展望施設「SHIBUYA SKY」が話題を呼ぶ新たなランドマーク。
地下2階から13階までの大規模商業施設、IT系大手企業等が入居するオフィス等からなる複合施設。
残る中央棟・西棟は2027年度完成予定。
■渋谷フクラス(2019.12開業)
40代以上をターゲットとした商業施設「東急プラザ渋谷」、IT系大手企業のオフィス、バスターミナル、インバウンド向け観光案内所等からなる複合施設。
■MIYASHITA PARK(2020.7開業)
4階の屋上公園「渋谷区立宮下公園」、その下層部分(1階~3階)の商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」、18階建てのホテル棟からなる複合施設。
今後、2027年にかけて「渋谷駅桜丘口地区」(2023年度)や「渋谷二丁目17地区」(2024年度) 、「渋谷スクランブルスクエア中央・西棟」(2027年)などの再開発が続きます。
まち夢コネクトを見ている方にプチ情報
最後に渋谷の街を空から見ることができるかもしれないプチ情報。
2020年3月29日から運用が始まった羽田空港の新しい着陸飛行経路。
運用時間と風向きによって変わるものの渋谷の上空を飛行しながら着陸することがあります。
運が良ければ機窓から眼下に変貌を続ける渋谷の街を見下ろすことができるかもしれません。
~見聞録後記~
今回は渋谷の大規模開発の一部をご紹介しました!
訪れるたびに変化している「東京・渋谷」。
交通結節点という交通目線でも、都市開発という目線でも、どちらにおいても利便性の高いエリアとなっています。
今後の渋谷大開発、同じ交通事業者・都市開発事業者として目が離せませんね!
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