西鉄グループの「エッセンシャルワーカー」に迫る【生活を守る西鉄】第三弾は「交通弱者やライフラインを支える方々の移動手段を維持する」鉄道事業にクローズアップ！！

㈱西鉄ステーションサービス　福岡管理駅の山岸さんにお話をうかがいました。

どんな思いや使命を持って仕事に臨んでいるのか

電車を動かすことが私たちの社会的責務

福岡県内に緊急事態宣言が出されていた間は、電車を利用されるお客さまは減少しましたが、その中でも医療に従事される方、市民のライフラインを支える方、あるいはどうしても外出しなければならないお客さまが必ずいらっしゃいます。鉄道はそういった方々の大切な移動手段であり、電車を運行し続けることが社会的責務です。私たち駅務員もその一翼を担っているという思いで業務に取り組んでいます。

お客さまからの感謝に強まる使命感

電車を安全に運行し、お客さまを目的地までお運びするのは、ある意味当たり前のことと考えていましたが、お客さまから「動かしてくれてありがとう」「大変だね」などと声をかけていただくようになってからは、使命感がより強くなりました。それは他の係員も同じだと思います。

西鉄電車では、４月18日から５月10日まで土日祝日は減便ダイヤで運行していました。お叱りを受けるかなと思っていたのですが、逆に電車が動いていてよかったと謝意を示してくださる方が多く、それには驚きました。

先日、一緒に精算業務についていた同僚が、女性のお客さまから手紙を渡されたんです。開いてみると感謝の言葉が書かれており、本当に感動しました。その場にいた駅務員みんな喜んでいましたね。

お客さまにとっても従業員にとっても安心できる駅に

私は福岡管理駅の統括指導駅務員として、西鉄福岡駅～春日原駅間の各駅を巡回しており、駅務員からさまざまな声を聞きます。職員が食事をとる場所が「3密」状態になっているのではという懸念を聞いたときは、上司と相談して普段は会議室として使っている部屋を食事スペースとして開放することにしました。また、お客さまから消毒液の設置場所が分かりにくいという指摘を受けたときは、駅を利用される方の動線を考慮した設置場所に変更しました。お客さまにとっても、働く駅務員にとっても、安心できる環境づくりを日々行っています。

非常事態に直面し、チームワークが向上

不特定多数のお客さまと接する仕事ですので、感染者が急増していた時期はとくに、不安を口にする駅務員もいました。そんなときは「いつかは収まるから」と励ましました。また、感染拡大防止のため、お客さま対応が終わるとアルコール消毒をする決まりとなっていますが、そのときも「消毒した？」と互いに声をかけ合っています。非常事態にみんなで協力して対処することで、これまで以上にチームワークが高まっていると感じています。

インタビューを終えて

インタビューを通して、山岸さんを始め駅務員の方々が「お客さまにとっても従業員にとっても安心できる駅」の環境をづくりを常に意識しながら業務を行っており、従業員同士がそれぞれお互いを気遣い合いながらチーム一丸となって非常事態に対応されていました。そのチームワークが「安心できる駅」をつくり鉄道事業の使命である「移動手段の維持」につながっていると感じました。


【生活を守る西鉄】ではバス事業・鉄道事業・ストア事業の西鉄グループのエッセンシャルワーカーの方にインタビューをさせていただきました。日々、現場第一線で奮闘される皆さま、本当にお疲れさまでございます。

私たち西鉄グループはコロナショックの状況においても、社会インフラ事業を継続し、社会的な責任を果たすことで、地域の皆さまからたくさんの感謝の意をいただいております。地域の皆さまの生活を支えることこれらの事業の継続を最優先に取り組むことこそが、西鉄グループにとって最も重要な使命です。グループで団結し、この危機を乗り越えていきましょう。

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