
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月16日から約一カ月もの間、日本全国が緊急事態宣言の対象地域となりました。
外出自粛が続く中でも、市民の生活を守るために働く人たちを「エッセンシャルワーカー」と呼びます。そんな人々の生活に欠かせない西鉄グループのエッセンシャルワーカーに迫ります。
【生活を守る西鉄】と題し、第一弾はお客さまの足となりお運びする運輸業の自動車事業本部早良営業所の村上大輔さんにお話をうかがいました。
どんな思いや使命を持って仕事に臨んでいるのかお聞きました!
・買い物や通勤の足として欠かせないバス
4月7日に発令された緊急事態宣言を受けて利用客は減少しました(5月12日取材時)が、年配の方を中心にバスを必要とされるお客さまは確かにいらっしゃいます。
路線バスは、買い物や通勤の足として地域に密着した公共交通機関であると改めて感じています。たとえば、大雪や大雨など一般の乗用車が運転を躊躇するような天候の日でも運行しなくてはならないのが路線バスです。今日もバス停にお客さまが待っている、そんな思いでハンドルを握っています。
・安全に目的地にお運びすることが使命
バスの運転士という仕事は不特定多数のお客さまが利用するため、感染のリスクもあると思います。私は二児の父であり、家族のことを考えると怖くないわけではありません。それでも勤務を続けるのは、お客さまを安全に目的地までお運びするという使命感にほかなりません。
・「ありがとう」の声を励みに
この仕事をしていてうれしく思うのは、お客さまから「ありがとう」という声をかけていただくときです。以前と比べて、降車するときに感謝の言葉を口にされる方が多くなっているように感じ、励みとなっています。
・バスに対する安心感を裏切らない
安全運転のために心掛けているのは、乗務する前に運転の感覚のずれがないか確認することです。少しずれているなと感じたときは、いつも以上に慎重に運転するようにしています。皆さまがバスに対して抱いている安心感を裏切ってはいけないという気持ちで業務に取り組んでいます。また、プライベートでも不要不急の外出をしないようにして感染リスクの低減に努めています。
車内の消毒作業など感染防止対策は乗務員が行い、所長をはじめ事務所のスタッフが控え室や事務所の消毒をしてくれています。お客さまに少しでも快適にバスに乗っていただけるために、所員みんなで力を合わせています。
インタビューを終えて
インタビューを通して、村上さんを含め現場第一線で働かれる方々は、常にお客さまの立場にたち業務をされていることが伝わってきました。
営業所一丸となってお客さまに安全・快適にバスに乗って頂くことを目指されており、新型コロナウイルスの感染が拡大している中でも、これまでに築き上げてきたお客さまからの信頼をより強固にしていく真摯な姿勢を強く感じました。
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